2026/03/20

『モスラ対ゴジラ』(1964)


(2026/03/20 Amazon prime)

今回改めて観ることになったのは「ふたりトラベラー」からの連想が少なからずあったかな。

以降すべてに「改めて観てみると」が頭につくことになる。

まずは、ミニチュアとセットの使い分け。
どちらも今観ても見劣りしないし、そこにもワクワクする。
例えば冒頭の嵐の後の防波堤あたりに延々と連なるゴミの山とか手間のかけ方とか。(それとも現実に存在するものをうまく利用した?)

モスラの方はある程度覚えていたのだけれど、ゴジラの登場の仕方ってよくよく考えると面白い。
卵と同時期に流されてきた?

尻尾を引っかけて倒したタワーの下敷きになったり、堀の段差でバランスを崩して城を破壊したりと割と歩くことさえままならないゴジラも面白い。
それに巻き込まれて退場する虎畑。

双方のモチーフの使い方は言うまでもなく良い。ゴジラは当然身に染み付いているのだけれど、モスラ、小美人、インファント島は今でもたまにふと頭をよぎることも多いモチーフだ。
音の使い方といえば双子の音階と言うアイデアは素晴らしいなと毎回思う。
まあ素晴らしいといえば、双子(not小美人)というアイデアがそもそも素晴らしいサプライズだよな。

全体的にブラッシュアップされた結果、合成部分の画質の違いが味になってる。
ゴジラのロングショットとか、小美人が絡むあれこれ。

作劇という面で言えば、藤木悠のアクセントが好きだ。
繰り返されるたまごネタとかで気を取られていたら物語の大きな転換点を担ってしまうあたり。こういうの好きなんだよなあ。というよりはこういうので育ったんだよなあ私達は。

演劇の延長線上の芝居作りも今となっては懐かしいものになってしまったなあ。