前回の予告がかなり衝撃的であった今回。主役不在でしかも本編裏モードなんてものがあるだなんて素敵過ぎる。
その前回終了後の(今回)予告時点ではかなりの冒険回になるなという感じはしていたが、まさにその通りとなっていました。
時間帯によっては放送事故と言われてもおかしくないような部分もありつつ、それでもここまでバランスよく1話持たせたのは見事!
(放送事故=今話のメインキャラの声優3人とも主役の華が無さすぎ。)
うまいと思ったのは、まず、今回の語り部を憂ではなく梓にしたところ。
おかげでボケ担当が憂という珍しい(でもないか)ものがいろいろ観れた。
今回のパターンだとともするとオチに使われやすい梓のボケは純に餌付けされているところとトンちゃんの餌やり忘れくらいだものなぁ。
トンちゃんの餌話で思い出したけれど、「気づく→学校へ」の流れで使った音楽が秀逸。
本来サスペンスな音楽に行くところなのに、雨の中「トンちゃんのテーマ(?)」だものなぁ。
あの脱力感は至宝。
で、話戻って、今回は憂ボケ回として引き出せるものすべて使い切っているのも見事。
家事万能、楽器万能、さらにどんな初めての事でも飲み込みの早さで何でもこなしてしまうというチート性能ながら、お姉ちゃん好き好きな部分でこのうえなくダメダメなところ、すべて発揮していました。
で、このオリジナル回でもっとも手駒として使いやすい(原作で色が着いていない)純ですが…。
まぁなんてフリーダムな娘だこと。(笑)
ある意味、唯や律以上のフリーダムっぷり。
今回のこの娘に対する描き込み方は見事としか言いようが無い。
ほとんど主役と言っても良いくらいの厚遇っぷりでした。
まぁあと、オチとしてのけいおん部メンバーの使い方とか、やはり原作色が着いていないジャズ研ネタ(あ、純はやはりベースだったのね)なども面白かった。
まさかの3人によるセッションまであったからなぁ。
これぞオリジナル!と言わんばかりの設定の転がし方のうまさを堪能させてもらえた回でした。
ただし…
この3人でこれ以上間を持たせるのは無理だわ。(笑)
そして次回予告で垣間見えたカオス回に期待!