ここまで鉄板と化してくるとコメントのしようがだんだん無くなってくるな。
もはやキャラクタは勝手に動いている状態。
そしてそんな中であらかじめ決められた数々のお約束、例えば「担任として一年目のさわちゃん」などの主要キャラクタそれぞれにとってのこの一年間における思い・役割とか、卒業カウントダウンの1年とか、かと思えば原作ネタの高速消化とか、楽器初めて一年目の人のためのバンドスコア集とか、何か本当にいろいろなものをこなしている。
それでいてこのクオリティだからな。
あと、「その類い」に入るかもしれないが、地デジ(厳密にいうと私の場合はワンセグ)の字幕で続々と唯たちのクラスメイトなモブたちの名字や名前が判明していく様を見るのもまた面白い。
それも、ちゃんと1話で前振りがあるんだよな。クラス割発表という形だったり校歌斉唱だったりで。
そういった伏線の数々がここ数話で徐々に花咲いてきているような気がする。
なんと欲張りなことか。
今期2クールで(たぶん)1年という時間の枠の中を、それこそEDの歌詞ではないが「今死んでも良いと思えるくらいせいいっぱい生きたいんだ」とばかりに詰め込まれている(もしくはそう錯覚している)この作品とキャラクタたちは本当に愛さずにいられない。
そういえば、予告はブラフで純ちゃんはまたモブに逆戻りしていたな。ただし前話のキャラクタは活かされた形で。
同様に数話前に唯やさわちゃんと会話していたモブの娘は字幕上で「立花さん」という名前をもらってまた会話に絡んできていた。
唯の幼児化はますます先鋭化しているが、ここまでくると最終的にはどこに落とすのだろうかがそれとも落とすつもりなど無いのかというところまで気になってくる。
そういえば、今回は紬、和、憂、律、澪、そして梓の各々が違う形で唯に対する愛情を示している様が描かれていた。
今までも個別にはあったけれど今回ほど皆が皆というのは無かったんじゃないか?
さて、今週は見事な唯回であったが、来週は間違いなく澪回。
楽しみだなぁ。