2010/10/01

「あいどる」"IDORU"(1996)by William Gibson

続いて、こちらも久々に「あいどる」を読了。

橋上三部作の二作目

舞台を東京に移しながらも、あるものを手にしたが故に追われる事となった女の子と、トラブルを抱える男の2つの物語が交互に語られながら、一つの話に結実していくさまは前作と同じ。

ただし、舞台が東京である事とある意味今だからこそより親しめる内容が多いことから、こちらのほうがヴァーチャルライトより親しみが持てる。

ただ、後半の疾走感はヴァーチャル…のほうが好きかな。あいどるのほうはちょっとあっさりし過ぎ。


しかしまあ、ここまでヴィジュアルがかっちりしてる話なのに、古さを感じないこと!

やってる事自体は、ホント手垢が着いてることなのに…というかそれが故か。
逆に下手に映像化するとその罠にハマりそうだ。


さて、ようやくあいどる読み終えたのでフューチャーマチックに手をつけられる。
2つのパーティーの後を飾る"ALL TOMORROW`S PARTIES"

楽しみです。