ようやく、「パターン・レコグニション」を読了。
基本的には今までと変わらないギブソンらしい世界。
しかしながらそこに描かれているのは近未来ではなく、追いついてしまった今。
処女長編「ニューロマンサー」を描いた時から、もしかしたら狙っていたのだろうか?
しかしまあ、この作品のなんともフォトジェニックなこと!
愛らしいヨーロッパ映画のための脚本の原作小説として作ったと言われたら信じるぞ。
というか、何この私の趣味どストライクなは!
それこそ岩井俊二的な映画作家が脂乗り切ってる時に映像化してもらいたいクラスの溺愛必須なこの作品には本当にビックリしたわ。
それこそ主人公の名前を前出の処女長編の主人公と同じであることさえ些細なことになるくらいに!