「GOSICK II -ゴシック・その罪は名もなき-」を読了。
ちょうどテレビアニメで放映されたばかりの「灰色狼の村」編にあたる長編。
(以降、アニメも含めたネタバレあり)
で、さっそくアニメの話をするのもアレだが、3話かけたとはいえ実際にはかなりのダイジェスト版だったことが分かった。
いや、見てる時点で唐突な部分が多いなぁとは思っていたのだけれど、どちらかというと原作の見せ場部分を映像化してみました感が今まで以上に濃いなと感じた。
説明も無しにセイルーン話をしたり、ミルドレッドもあれれという感じだったし、アンブローズにしても…ってほぼすべての登場人物にそれが当てはまってしまうかも。
まぁそれでも観ていて五里霧中に迷い込むことは無かったし、まぁ成立していたといえば成立していたので、そこらあたりはうまいというべきなのかな。
ただ、物足りないし、わからない部分もある。
そこらへんは原作読むしか無いという。どこまで意図的なのかは分からないが、私はまさにその術中にハマったのだとも言えるのか。
アニメ観た後でも十分原作楽しめるからな。
で、その原作の話。
やはり、というべきか長編一作目よりこなれてきたな。
何といえば良いのかこの作品としての落とし所が分かって来たというべきか。
それとも、徐々にこの話全体を取り巻く謎が見え始めてきたからなのか。
グレヴィールも「あ、やはりツンデレは兄妹ともどもなのだな。」とか、久城とヴィクトリカの関係とかコルデリアギャロがどう関わってきそうかとかまぁいろいろと。
さて、次巻はTVアニメを見終わる前に借りられそうなので、そこらへんの印象がどう変わっていくかも含めて楽しみです。