ユーロトンネルが破壊され重要な流通経路のひとつが絶たれた英国が、その調査のために10万3千冊にも及ぶ歩く魔道書図書館インデックスとその保護者たる上条当麻を招集する。
2人の向かった英国で起こったこととは。
まぁこの作品で映画化するんならこの英国王室編だな。
それほどまでにいつにもましてドラマチックでスケールの大きなシーンもある。
13巻で出てきた後方のアックアあたりから始まった本格的な力のインフレが留まることを知らず、それこそ第2第3の主役たるアクセラレータや浜面仕上などとはあきらかに異質な世界に上条当麻は入り込んでしまっているな。
さらに、さすがにここまで来ると説教よりも肉体言語の世界になっているのでそういう部分でも手放しで楽しめる。
そして、ここまでの話になっていれば、堕天使エロメイドだろうが大精霊チラメイドだろうが、この際許せる。
いや許してもいいのではないのだろうか。
20冊かけて届いたひとつの到達点。
13巻くらいでいよいよ「次こそ戦争か?」と思ってから既に7巻費やしているが未だに始まっていないという点も
あ、これならそれでもいいなとも思わせてもらった。
さて、この引きだからな。今度こそ。