2011/10/30

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『魔法少女リリカルなのは THE MOVIE 1st』(2010)
「銀婚式物語」(2011)
  by 新井素子
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  by Jeffery Deaver
「囮物語」(2011)
  by 西尾維新
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   シネシティザート
  2011.10.17閉館(2011.3.11休館)
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「銀婚式物語」(2011) by 新井素子

沢口靖子主演でドラマ化もされた「結婚物語」「新婚物語」の続編。

あれから25年。
クシャミと共に起きた陽子さんは銀婚式を迎えたその日に正彦さんとの食事の約束をしていた。
いつもと変わらない日常の中のひとコマひとコマからその25年間を回想する陽子さんという形式で綴られたその後の出来事と銀婚式となるその日の出来事。



ああ、やはり続編キャラクターだとより昔と変わらないなあという感じを受けるなぁ。
ましてや他作品よりも事故投影度の高いこの作品。
如何に変わっていなかったかということを感じさせてくれた作品となっていました。


一方で、前作執筆当初から明らかに変わってしまっている執筆ペースと形態に関して、その間に何が起こっていたかというのもよくわかる作品となっていました。
元々が本人の一部が作品となっていた人であるからこれは当然といえば当然のことなのかな。
ましてや私個人にとっても初めての同年代の作家さんです。
同じように年を重ねて来たのでひとつひとつの話がとても良く分かります。
まあ一方で立場的にもご本人の性格的にも浮き世離れした部分もある人なので羨ましいと思う部分も多々あり。
中でも蔵書の為の家を建てる件はもううらやましい限りです。
本の物理的な重さと空間占有率というものを身に染みて感じてる身としては蔵書の為に造る家と蔵書のための家を造ることの違いはもう何というか羨ましい。

そして、当然ながら描かれるペットロスや身内の死、老いていく自らについてなど何度通勤途中で読むんじゃなかったと思ったことか。


さて、シリーズ次作は金婚式物語と言うことで気長に待つとするかな。

2011/10/28

「007 白紙委任状」"Carte Blanche" (2011) b y Jeffery Deaver

(以降ネタバレあり)















今回といい前回といい作者が作者だけにもはやアンソロジーと化してきたなあと思いながら読み始めたのだが、特にこの作品はその傾向が強かった。

何せMやマネーペニーだけならともかく、ルネ・マティス、フェリックス・ライター、メアリー・グットナイト、ビル・タナーやメイに至るまで総出演。
(ブースロイド少佐やQ課はメンバー一新されているが。)
さらにメアリー・グッドナイトには「グッドモーニング、グッドナイト」があったりフェリックスは手足を失いそうになったりまあいろいろ過去に何かあったようなことが。
そして、さらにはポンドの両親の死や叔母との関係やらまで突っ込んでいる。


しかしながら、今回のボンドは過去のシリーズがまったく存在せずサブキャラ含めて現在にシフトさせゼロから始まったもの。所属もMI6ではなく別組織。

基本的なキャラクターの性格や立場はオリジナルにほぼ等しいがそれを現在にそのまま当てはめている。

ダニエル・クレイグ版ポンドと立場的に近いといえば近いが設定に接点はないし仮にもあちらはカジノロワイヤルが存在する世界だし。

さて、内容はといえばリサイクル業界や世界に蔓延する飢餓の状況の事細かな分析で読者を引き込んでいくあたりはフォロワーとしては嬉しい限り。食を初めとするこだわり多い描写に関しては言わんもがや。

それに、クライマックス以降の度重なるどんでん返しが入る。
ここまでの大掛かりな展開は今まではなかったかな。せいぜい最後に意外な裏切り者がいるくらいで実は追いかけていたものが盛大なブラフというのは無かったように思う。
その中に細かな個人間の権謀術数が繰り広げられる文字通りのスパイゲーム。

ここらへんが好みの別れるところであろう。
どちらかといえば蘊蓄をやりすぎるのがフレミングで人間関係はここまで複雑にしなかったからなあ確か。
まあそんな複雑ではないか。
同じようなポジションで微妙に違う立場に似たような人間を配置して結果的にはそれらを陰と陽に分けてしまったあたりがジェフリーディーバーのこだわりだったのかもしれないのだが…と言った感じか。



さて話は続く要素を盛り込んでの幕切れとなる。
続けば嬉しいけれど続けてくれるのか?

2011/10/24

「囮物語」(2011) by 西尾維新

冒頭数ページ。
「ああ、今までの流れからしての予想通り撫子一人称の物語だったなぁ。」
「しかしこれは何か新井素子調な西尾維新で、まぁどちらも言葉遊び好きだからある意味違和感がない。」


なぁんて呑気な事を考えながら読んでいたのだけれど。


「このシリーズでアニメ化の影響を一番受けたのは撫子だったんだなぁ。これ100%花澤香菜ボイスで脳内再生可能な物語だなぁ」


なんて思いながら読んでいたのだけれど。


これ、シリーズ最終回に向けてのマッチポンプな話じゃないか。
正直「偽物語」以降のこのシリーズは「化物語」の後日談に過ぎなかったのが、この作品を以って初めて次のシリーズという形になった。


言葉遊びに徹したこのシリーズとしての当然の帰結として「千石撫子はラスボス」となった。文字通り。

しかもこんな形でかよ。


本作発売当初から実はある程度は聞こえていたのだけれど、たしかにこれはないよ。こんなのってないよ。
そりゃラスボスだとは言われていたけれど本当の意味でラスボスになってしまうとは。
(まぁ実はここ数作を影で操っている人間が他にいるには居るのだけれど、形の上ではラスボスだ。)


これ、ぜひ映像で観てみたいなぁ。
てっきり毒気が抜けていたと思っていたすべてのキャラクターがこれで活性化しだすのは間違いない。
間違いなく最終回に向けてのマッチポンプな話。

しかも最終作と言われている「恋物語」の間に「鬼物語」が挟まれていたから油断していたが、時系列的には最終回直前な物語。
あ、最終作と云いつつ、作者自身も第二シーズンとか言ってるからとりあえずは第二シーズンの最終作ね。


さあて、この形の上では勝ちの見えない本妻との対決の行方は如何に。








それにしても、一番良いところをかっさらっていったなぁ>ひたぎさん

2011/10/17

2011.10.17閉館(2011.3.11休館) 泉コロナシネマワールド

2011.10.17閉館(2011.3.11休館)
泉コロナシネマワールド
(コロナグループ)
(泉コロナワールド)
-仙台市泉区・宮城県-

スクリーン1  348 +(-)
スクリーン2  207 +(-)
スクリーン3  207 +(-)
スクリーン4  138 +(-)
スクリーン5  112 +(-)
スクリーン6  138 +(-)
スクリーン7  112 +(-)
スクリーン8  112 +(-)
スクリーン9  128 +(-)
スクリーン10  128 +(-)

2011/10/05

2011.10.5オープン シネシティザート

2011.10.5オープン
シネシティザート
(静活)
(新静岡セノバ)
-静岡市葵区・静岡県-

シアター1  320 +(2)
シアター2  231 +(2)
シアター3   86 +(2)
シアター4  145 +(2)
シアター5  214 +(2)
シアター6  200 +(2)
シアター7  194 +(2)
シアター8   76 +(2)
シアター9  162 +(2)
シアター10  313 +(2)

2011/10/02

2011.10.2閉館 静岡オリオン座・有楽座・ピカデリー・ミラノ

2011.10.2閉館
静岡オリオン座・有楽座・ピカデリー・ミラノ
(静活)
-静岡市葵区・静岡県-

静岡オリオン座  590 +(-)
静岡有楽座  382 +(-)
静岡ピカデリー1  463 +(-)
静岡ピカデリー2  315 +(-)
静岡ミラノ1  240 +(-)
静岡ミラノ2  120 +(-)
静岡ミラノ3  222 +(-)
静岡ピカデリーZERO  237 +(2)

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    静岡オリオン座・有楽座・ピカデリー・ミラノ


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2011.10.2閉館 静岡オリオン座・有楽座・ピカデリー・ミラノ
2011.10.5オープン シネシティザート
2011.11.11オープン 109シネマズ湘南