2012/12/01

『007/スカイフォール」"SKYFALL"(2012)

『007/スカイフォール』を観ました。
(2012/12/01 at ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10)


これでもう3作めなんだな。
すっかり自分のカラーを持ったポンドも板に付いてきたダニエル・クレイグは今回も上半身裸度やら椅子に縛られてやら銃創やらそのほか傷だらけやらでした。


さて、これからは本格的にネタバレ



















ええと、ある人物が名乗った時点でいろいろ判ってしまいました。

その人の名はマロリー。まあメッサヴィーならより判りやすかったんだけれどさすがにそこまではやらなかったか。
そして、彼の秘書といえば…最後にやはり名乗りましたね。

…と実は誤読してしまいました。
昔ポンドのモデルのひとりに登山家のジョージ・マロリーが入っていたような気がしたんだが気のせいでした。
Mの着く名が出てきた時点で何か勘違いしたか?〉私(笑)
結果は当ててしまったのでなんと言っていいのやらだけれど。


さて、そんなバカな話は置いといても、また過去作品への愛が詰まった作品でした。

とても判りやすいアストンマーチン、ギアシャフトのヘッドは予想通りだし、やはりそのボタンはあれなのね。
ちゃんとフロントのマシンガン使ってくれたし、けどさすがにリアウィンドウの鉄板はなかったか、とか。

人肉大好きそうな動物が庭に放たれているとそうなるよね、とか、やたら自分語りが好きだったりとか(誰が?)、臨時作戦本部ってそうだよね、とかQ課が出てくるときはたいていハンドガンが最初だよねとか(けどブースロイド少佐ではなかった)、香港マカオ方面で象徴的な1度目の死からの蘇りなシーンがあったりとか、カジノは必須だしマーケットも必須だよね。
電車はやはり屋根の上の殴り合いでトンネルありだし地下鉄は歩いてれば電車来るし情婦のボートに潜入は基本、狙撃のシーンはその手順をしっかり見せるし銃撃戦の弾切れで銃捨てて死体から銃奪うのも基本。
ガラスは派手に割れるしフロントガラスは銃弾受けたら曇って前が見えないから銃床で割る。
地下鉄には誰も知らない道があるし凍った湖の上を歩いてたら落ちるよね。
エージェントとしての適性試験は不合格なのもデフォだ。療養所行きにならなかっただけありがたいと思わないと。
そして、かつてのエージェントはいつしか敵になる。



うん、やっぱり自分に番が廻ってきたら全部やりたいことばかり。


そして主題歌はジェームズポンドのテーマをうまく混ぜたもので個人的にはサンダーボールを思い出す。


さあて、そんなディテールを置いて作品そのものの話になると、影響受けてるなと思われるのはやはり『ダークナイト』か。

故に本国やアメリカではヒットしても日本ではヒットしないんだろうな。



けど好きだ。
愛してる。



残念だったのは久々の実写映画でやはりマナー悪い遭遇率が高かったこと。最近は訓練された子ばかりが多かったから、映画観る気なくてスマホずっといじっている右隣と「あ、戸田奈津子さんだ」とか独り言の多い左隣に挟まれてしまった。
なっちにさんづけしてるのは初めて聞いたよ。
意味の分からない訳は健在でした。〉なっち