「猫物語(黒) つばさファミリー」
おお、これでついにアニメ化以降の作品がアニメ化されたのだな。〉化物語シリーズ
もう描かれるとは思っていなかったものの、作者に火がついてあともう少しとして書かれた猫の話その1は、物語中で既に語られていた蟹の怪異に出会う前、GW中に出会った猫の物語。
アニメ版本編で既に描かれていたシーンはどうなるかと思っていたのだが、どれも新しく作り直されていた。
本作に限った話としてはこちらの方がキレイにまとまっているのでこれは良かったな。
というか、原作がこれをメタでやっていたような。(うろ覚え)
メタと言えば今回はメタ視点なかったな。
なんならそこに「気づ」をつけて気づかなかったにしても良い。
一体いつ公開時気が発表されるのだ。〉『傷物語』(閑話休題)
気づかなかったと言えば、イヌカレー色。
今回らしさは無かったな。関わっていないのか?
まあ監督も違うのだがというのもあるか。
今回その分弱くなってしまっているのが映像だけで語る部分。
端的にそれが現れていたのが、自分の住んでいる部屋の無い羽川翼はならば家の中のどこで寝泊まりしているのかと言う部分。
本作品の一番の肝なのに表現が判りづらかったんじゃないかな。
原作既読者の逆補正入った視点だからかもしれないが、一番期待していた部分でもあるので。
あと、アバンの「今までの紹介」が、こちらはもっとテンポ良くもっと判りづらくしても良かったように思う。
そこを除けば、後は文句ない。
強いて言えば、心渡りが何故あんなに長かったのかと、何故下半身が直立不動で残っていたのかと言うこと。
忍ちゃんはその小さな体の中に怪異故の事象を超えた理由で心渡りを納めているのに対し、阿良々木暦は自らの体をさながらドラキュラの元となった串刺し公の異名よろしく自らを床に串刺しにすることであそこに下半身だけ残ることになったのだが、絵面的にちと判りづらい。
ほんとそれくらいだな。
2012年の最後の2時間をしっかり楽しませていただきました。