2013/04/18

「僕は友達が少ない8」(2012)平坂読

「僕は友達が少ない8」を読了。

アニメ2期のラストの少し前、クライマックスまでということで、ここから先は新刊待ちということになる。
6巻だけまだ読んでないけど…。

それはさておき、少しづつ今までと違うところを見せ始めた(もしくは小鷹が認識できるようになった)幸村がとうとう本音を語った(というよりは小鷹自身が今まで避けてきた質問を出来るようになった)とか、こちらは実は逆でようやく本音を言うことができた理科(まあ聞く方が今まで拒否ってた分が大きいが)に至ることが出来て良かった。

まあそれよりも本巻はこの物語の本質がとうとう出てくるところにあるんだよな。

残念な人間たちが集まって、それはいつの間にか周りからみたらそんな集まりに見えなくなっていて、残念だなんて何言ってんだよと思っていたらそいつらは何考えていたんだか。
うーむうまく説明できないな。



説明の仕方を変えよう。
以前、とても居心地の良い場所があった。

そこは初めて足を踏み入れたときには本当にドキドキものだったのだけれど、たしかにある部分は人並みはずれた情熱と知識に溢れている一方で人として歪な人達ばかりだったんだ。
ただそこはとても居心地が良かった。
そしてまあそんな中だから遠慮せずに自由に行動出来ていて気がついたら今まで自分ができないと思っていたことが自然に出来るようになっていた。
けど元の自分というのは未だに変わっていないんだよな。

ってところまではほぼ自分を見ているようだった。(←何故そんなに自信過剰なのだ>自分(笑))

のでそこから先の小鷹を暖かく見守る事が出来た?否共感した?いや単に自分語りがしたいだけ?


まあ本質的にこの作品、いろいろぶれてるように見えることがあっても最初から何も変わってないよ。けど皆少しだけ成長してるよというのが今回だったのかな。

そして、主人公として覚醒した小鷹は最初の残念な二人、星奈と夜空との決着をつけるために歩き始めた。


さて彼らの未来は如何に。