「ココロコネクト」シリーズの最終巻を読了。
学校まるごと孤立空間となり閉じ込められた1、2年生達を助けることと、現象に関わった自分達を無いことにされるのを防ぐために〈ふうせんかずら〉の力を借りて孤立空間へと向かう太一たち。
ということで初の上下巻構成だった上にこの下巻そのものも最大頁数となった本巻はなかなかに読み応えがありました。
これは分割せずに一気で良かったわ。
何を持って逆転するかという部分でかなり絶望的な状況になったが、そこからの静かな展開は独特だったな。
というよりはあくまで初心に還ってが答えだったのは良かった。
最後まで背伸びせずという感じでらしさは貫かれていたと思う。
しかしまああり得る展開だったとはいえここで解放?という感じが味わえるのはまさに紙の本ならではの楽しみ。
それやってくれたのは嬉しいな。
さいごまで曖昧だった部分はあったがまあそれに頁を裂く本末転倒なしにこの巻じたいの魅力を損なわなかったのは良かったと思う。
まあ何より楽しかったよ。