「新約とある魔術の禁書目録(インデックス)9」(2014)鎌池和馬 を読了。
魔神オティヌスによってすべてが無に帰した世界。
神となったオティヌスと上条当麻の絶望的な戦いが始まった。
あるシーンに関しては、個人的には「エディプスの恋人」という解の存在を知っていて、ある箇所は結果として「デビルマン」のとあるシーンと同じ物であったりするんだよな。
どちらも神、もしくはそれに類するものとの戦いの話。
それが意図するものであったかは判らないが、この題材だけで娯楽エンターテイメントとして丸1巻楽しませる物にしてしまうのはさすがとしか言いようがない。
さらにそこから次巻をとびきりのエンターテイメントにしかねない展開に持って行ってしまうあたりは本当に見事。
後書きでも予告しているが今巻で体験した対世界戦を、今度はその張本人であるオティヌスを守るために繰り広げるわけだからな。
ああどうなるんだろう。
今からワクワクが止まらないぞ。