『機動戦士ガンダム逆襲のシャア』(1988)
(2019/08/17 at シネフィルWOWOW録画)
『機動戦士ガンダムF91』(1991)
(2019/08/18 at シネフィルWOWOW録画)
と続けて観たので比較しながらの感想など。
今観るとどちらも昔の映画のごった煮感というか細かい所をうまく端折って2時間という枠に詰め込んだ事による味が上手く滲み出ていて懐かしさ混みで堪能させていただきました。
今って何から何まで描かないとになるか話の筋を追うだけのダイジェストになるかが多いからなあ。
それはそれで良い所もあるし、それこそはまらないと悲惨な事になるから難易度高いし、今は2時間という枠が昔ほど優先順位高く無くなったからな。
この点に関して特に『逆襲のシャア』は見事だったと思う。F91はちょっとやり過ぎな部分もあったしちょっと集中力が途切れた。
逆襲...で不満点があるとすればアストナージのエピソードがやや浮いた感じに思えたくらいかな。あそこは入れるのであれば彼ではない誰かの方が良かったように思う。
音楽は逆襲...が同じ作曲者であるZからの流れがうまくハマっていたのに対し、F91はスターウォーズっぽいフレーズが各所に見られていたな。そこは音楽に限らずだったように思う。
話戻って主人公達の周りに起こる出来事のライブ感も実体験から来るリアルが今と比べると多いなとも感じた。
それは今が暴力、性、差別、ハラスメントなどに対する表現規制に対して敏感になっているからというのもあるだろうな。
それはそれで正しいとは思うけれど。