(2023/07/29 amazon prime)
たしか明日にはYou Tubeで無料配信だったような気がしたが、こういうのはタイミングだからなということで鑑賞。
失言王は健在だが少しは成長したか。
冒頭であっさりとまんざらでもなかった事を再確認してのスタート。
低音部なかなかの曲者揃いだったが久美子は久美子だったが故に固まっていく所はやはり心地良い。
しかしやはり作中世界でも近いと思われていたか。
常にべったりではないけれど一緒の時はホントにべったりだものなあ。
対して秀一とのペンチシーンよ。
わあ、リズと青い鳥だ。
それは当然ではあるのだけれど、リズと青い鳥だ。
演奏シーン、やはりたっぷりと。
これを堪能させてくれるのは嬉しい。
直前、原点に帰る所も好きだな。
あれが始まりだと言い切る久美子の凛々しさよ。
役者について。
無印では黒沢ともよと安済知佳のどちらかと言えば生々しさに振った演技の上手さを再確認させてくれたり、それこそリズと青い鳥では種崎敦美の魅力を再確認させてくれたような本シリーズだけれど、本作においてはそれらの人達を周りに置いての雨宮天のピンポイントに落とし込んだような微妙に変化していく奏を堪能させてもらいました。
最初のシーンでの甘さと奥ゆかしさから、徐々にそれを額面通りに受け取るなというメッセージを込めた後輩らしさに変わっていき、それを段々隠さないようになって自然と本来の奏が見えてきた上で本音を出した時のそれでも今までの延長線上にいるところ。
元々上手い子達の魅力を引き出すのが本当に上手いよな。