時代背景に合ったそこかしこの音楽が心地良い。
酒場に入った途端にその時代に戻れる心地良さ。
分厚い嵐の雲の中へあんな密集した編隊で進むなんて無謀なとも思ったが、結果としてあっさり成し遂げ、それができるからこその彼の部隊への依頼だったというのに転嫁したのは上手いな。
と思ったのも束の間、コングとの初遭遇時の判断が自らを信頼していた多くの部下の命を奪う結果に。
ここで戦争末期というのが活きてくる。
部下に慕われる事まで含めて有能であったにしても、隊長が正しい状況判断が出来なくなっていることが今後の展開を作って行くことに。
一方で、墜落直後に腹ごしらえまでしていた彼が、モンスターが頭から来ると思って待ち構えていた所に尻尾で薙ぎ払われて無駄死にするくだり。
ここは生物としての経験値の差が絶望感を加速させる良いシーンだった。
で、あのラストがKOMに繋がるのね。