(2024/05/01 Movie Plus 2024放送版)
本作は元々1980年代後半にあったリチャードチェンバレン主演のテレビシリーズが気に入っていたので初公開時から気にはなっていたのだが、ずっと観る機会を得られなかった。
その最初を逃すとシリーズものはなかなか入る機会を得られず、逆に今回まとめて観るチャンスができたのでようやく鑑賞の運びとなった。とは言っても全部観るかは本作次第だけれど。
ちなみに最初に書いたテレビシリーズ、原題で覚えていたのでレンタルしたビデオの題名も同じだと思っていたら違っていたっぽい。
原題、そのままダブルミーニングになっているのが好きなんだよねえ。
という訳でここまでは鑑賞前の口上。
さて、マットデイモンまで引っ張ってきた作品だし、続編まで作っているからもっとエンタメ寄りにするのかと思っていたら思いの外造りとしては地味だったな。
それでいてちゃんとトレッドストーン作戦に信憑性を持たせる所に力を置いている。
と思ったらラドラム自身が製作に関わっていたのね。
この作品が何から影響を受けて何に影響を与えたかがわかってから観ているのでそういう意味での面白さもあった。
主役2人が既にリチャードチェンバレンとジャクリーンスミスで頭の中に入っているのでそういう意味での残念感があったことは否めない。
あと、既に物語の大筋を知った上で観ているというのも不利ではあったかな。
逃亡者のように、作品の性質上連続ドラマである事に面白さを見出せる部分も映画にしてしまうと死んでしまうというのもある。
そういう意味では期待し過ぎていたかな。
などと書いてはいるけれど前述のようにトレッドストーン作戦を裏打ちするような細かい作りは好きなんだよねえ。
さて、続きを観ようか観るまいか。