(2024/05/04 Amazon prime)
当時は大好きだったマイケルウィンターボトム監督の作品を観るのも久しぶり。
あらすじには違和感を覚えたので少々様子見をしてしまったが、内容は今も変わらずだった。
ある意味とても文学的で旧弊した世界の描き方に長けている。定型的なものではなく生々しく違和感のないもの。
彼のある意味の魅力の源泉が彼のその部分に依るものだったというのを上手く描いている。
多分彼女が一命を取り留めた所か、もしくはそれ以前から周囲も疑っていたのだろうけれど、彼に接する事で判断を誤り続けた。それが故に結果として更なる死者を出した事で、店は改装され、父親は自殺をし、さらには最後にあのような事にまで。
但しそうとは明確に描かれない。