今回は昔話回か。
というか、今期初めての続き回かと思ってしまった。
けど、この作品の場合はそのまま放置の可能性も高いな。
それも良い意味で。
ホント、良い意味での放置っぷりがこの作品の魅力のひとつでもあったりする。
あえてフォローして作品的な自爆を見るより、各々に思惑がある放置という状態をわざと作り出す事が多い…のにそれが良い余韻になっているといるのは面白い。
ただ、これを許容できないとこの作品自体も許容できなくなってしまうのが難点ではあるが、すべての人にとっての百点よりもこの作品の目指しているもののほうが私には必要だ。
話がずれてきたので元に戻す。
今回は特に行動原理が一期の頃に戻って…というよりは一期を意図的になぞっている部分が多かった。
進路希望調査書を巡る和とのやり取りがそのまま部活の入部届けであったり、律のマルチアングルオチは3話の特訓でもあったし、等々。
先週の揺り返しなのか、先に続くものなのかが気になるなぁというところはおいといてもそれだけで楽しめた。
で、今回は「進路」回かと思いきや、和と唯の子供の頃の話がメイン?と思いきや、律と澪の子供時代の話がむしろメインじゃないか?と思いきや、実は唯のコスプレがメイン?と思いきや結局「進路」というか唯の成長がメインの話であった。
こういうカオスなところが1年間を(たぶん)2クールで描くものでやってくれるのは嬉しい。
これもまたこの作品の魅力のひとつ。
そういう期待にちゃんと答えてくれて、さらに今回は最後にむけての大仕掛けが毎回見え隠れしている今期のけいおんだが、あと2/3もこのテンションでどうなるのかがさすがにだんだん気になってきた。
もちろん未発表曲もあるし、合宿も文化祭を始めとするイベントはたぶん目白押し。
けどこのテンションのままで、持つのか?
むしろ持ってしまったほうが危険だ。
まあ、どうなることやら。(とりあえず来週)
2010/05/27
2010/05/22
2010/05/21
けいおん!! #7 「お茶会 !」
いやいや、今までの話の転がりっぷりの良さに正直不安を覚えるほどだったのだけれど、ようやくブレーキがかかった…少しだけだけど。でもまぁ良かった。(笑)
何か今回は心無しか今までより散漫な印象を受けたんだよなぁ。
らしくないリズムというべきか。
各人のはじけっぷりが「自主的に動いている」というよりは「動かされている」感があるような…。
いや、Aパートのフェイントである「ふわふわ時間」はお約束だし、故にBパートで楽曲出てくるのは判っていたものの、「イチゴパフェがとまらない」でも「ハニースィートティータイム」でもなく「ぴゅあぴゅあはーと」というダブルフェイントだったのも好きではあるのだけれど…。
さらには「ときめきシュガー」なんて隠し球まであるのも、「ここまでやるとは!」だったのだけれど…。
ふたりの初めての共同作業も好きさ!
けどなぁ、何か微妙に引っかかるんだよなぁ。
そこが「動かされている感」なところなのだろうな。
と思ってたら、今回の脚本は「けいおん!」は初参加の人なのか。
他にもいろいろやってる人みたいなので悪くはないのだろうし、実際に好きな部分もあるのだけれど、テイストの違いがちょっと引っかかってしまった。
と、まぁ贅沢な悩みではあるのだろうけれど、今回はちょっと残念だったなぁ。
何か今回は心無しか今までより散漫な印象を受けたんだよなぁ。
らしくないリズムというべきか。
各人のはじけっぷりが「自主的に動いている」というよりは「動かされている」感があるような…。
いや、Aパートのフェイントである「ふわふわ時間」はお約束だし、故にBパートで楽曲出てくるのは判っていたものの、「イチゴパフェがとまらない」でも「ハニースィートティータイム」でもなく「ぴゅあぴゅあはーと」というダブルフェイントだったのも好きではあるのだけれど…。
さらには「ときめきシュガー」なんて隠し球まであるのも、「ここまでやるとは!」だったのだけれど…。
ふたりの初めての共同作業も好きさ!
けどなぁ、何か微妙に引っかかるんだよなぁ。
そこが「動かされている感」なところなのだろうな。
と思ってたら、今回の脚本は「けいおん!」は初参加の人なのか。
他にもいろいろやってる人みたいなので悪くはないのだろうし、実際に好きな部分もあるのだけれど、テイストの違いがちょっと引っかかってしまった。
と、まぁ贅沢な悩みではあるのだろうけれど、今回はちょっと残念だったなぁ。
2010/05/15
けいおん #6 「梅雨!」
ここまで鉄板と化してくるとコメントのしようがだんだん無くなってくるな。
もはやキャラクタは勝手に動いている状態。
そしてそんな中であらかじめ決められた数々のお約束、例えば「担任として一年目のさわちゃん」などの主要キャラクタそれぞれにとってのこの一年間における思い・役割とか、卒業カウントダウンの1年とか、かと思えば原作ネタの高速消化とか、楽器初めて一年目の人のためのバンドスコア集とか、何か本当にいろいろなものをこなしている。
それでいてこのクオリティだからな。
あと、「その類い」に入るかもしれないが、地デジ(厳密にいうと私の場合はワンセグ)の字幕で続々と唯たちのクラスメイトなモブたちの名字や名前が判明していく様を見るのもまた面白い。
それも、ちゃんと1話で前振りがあるんだよな。クラス割発表という形だったり校歌斉唱だったりで。
そういった伏線の数々がここ数話で徐々に花咲いてきているような気がする。
なんと欲張りなことか。
今期2クールで(たぶん)1年という時間の枠の中を、それこそEDの歌詞ではないが「今死んでも良いと思えるくらいせいいっぱい生きたいんだ」とばかりに詰め込まれている(もしくはそう錯覚している)この作品とキャラクタたちは本当に愛さずにいられない。
そういえば、予告はブラフで純ちゃんはまたモブに逆戻りしていたな。ただし前話のキャラクタは活かされた形で。
同様に数話前に唯やさわちゃんと会話していたモブの娘は字幕上で「立花さん」という名前をもらってまた会話に絡んできていた。
唯の幼児化はますます先鋭化しているが、ここまでくると最終的にはどこに落とすのだろうかがそれとも落とすつもりなど無いのかというところまで気になってくる。
そういえば、今回は紬、和、憂、律、澪、そして梓の各々が違う形で唯に対する愛情を示している様が描かれていた。
今までも個別にはあったけれど今回ほど皆が皆というのは無かったんじゃないか?
さて、今週は見事な唯回であったが、来週は間違いなく澪回。
楽しみだなぁ。
もはやキャラクタは勝手に動いている状態。
そしてそんな中であらかじめ決められた数々のお約束、例えば「担任として一年目のさわちゃん」などの主要キャラクタそれぞれにとってのこの一年間における思い・役割とか、卒業カウントダウンの1年とか、かと思えば原作ネタの高速消化とか、楽器初めて一年目の人のためのバンドスコア集とか、何か本当にいろいろなものをこなしている。
それでいてこのクオリティだからな。
あと、「その類い」に入るかもしれないが、地デジ(厳密にいうと私の場合はワンセグ)の字幕で続々と唯たちのクラスメイトなモブたちの名字や名前が判明していく様を見るのもまた面白い。
それも、ちゃんと1話で前振りがあるんだよな。クラス割発表という形だったり校歌斉唱だったりで。
そういった伏線の数々がここ数話で徐々に花咲いてきているような気がする。
なんと欲張りなことか。
今期2クールで(たぶん)1年という時間の枠の中を、それこそEDの歌詞ではないが「今死んでも良いと思えるくらいせいいっぱい生きたいんだ」とばかりに詰め込まれている(もしくはそう錯覚している)この作品とキャラクタたちは本当に愛さずにいられない。
そういえば、予告はブラフで純ちゃんはまたモブに逆戻りしていたな。ただし前話のキャラクタは活かされた形で。
同様に数話前に唯やさわちゃんと会話していたモブの娘は字幕上で「立花さん」という名前をもらってまた会話に絡んできていた。
唯の幼児化はますます先鋭化しているが、ここまでくると最終的にはどこに落とすのだろうかがそれとも落とすつもりなど無いのかというところまで気になってくる。
そういえば、今回は紬、和、憂、律、澪、そして梓の各々が違う形で唯に対する愛情を示している様が描かれていた。
今までも個別にはあったけれど今回ほど皆が皆というのは無かったんじゃないか?
さて、今週は見事な唯回であったが、来週は間違いなく澪回。
楽しみだなぁ。
2010/05/08
けいおん!! #5 「お留守番! 」
前回の予告がかなり衝撃的であった今回。主役不在でしかも本編裏モードなんてものがあるだなんて素敵過ぎる。
その前回終了後の(今回)予告時点ではかなりの冒険回になるなという感じはしていたが、まさにその通りとなっていました。
時間帯によっては放送事故と言われてもおかしくないような部分もありつつ、それでもここまでバランスよく1話持たせたのは見事!
(放送事故=今話のメインキャラの声優3人とも主役の華が無さすぎ。)
うまいと思ったのは、まず、今回の語り部を憂ではなく梓にしたところ。
おかげでボケ担当が憂という珍しい(でもないか)ものがいろいろ観れた。
今回のパターンだとともするとオチに使われやすい梓のボケは純に餌付けされているところとトンちゃんの餌やり忘れくらいだものなぁ。
トンちゃんの餌話で思い出したけれど、「気づく→学校へ」の流れで使った音楽が秀逸。
本来サスペンスな音楽に行くところなのに、雨の中「トンちゃんのテーマ(?)」だものなぁ。
あの脱力感は至宝。
で、話戻って、今回は憂ボケ回として引き出せるものすべて使い切っているのも見事。
家事万能、楽器万能、さらにどんな初めての事でも飲み込みの早さで何でもこなしてしまうというチート性能ながら、お姉ちゃん好き好きな部分でこのうえなくダメダメなところ、すべて発揮していました。
で、このオリジナル回でもっとも手駒として使いやすい(原作で色が着いていない)純ですが…。
まぁなんてフリーダムな娘だこと。(笑)
ある意味、唯や律以上のフリーダムっぷり。
今回のこの娘に対する描き込み方は見事としか言いようが無い。
ほとんど主役と言っても良いくらいの厚遇っぷりでした。
まぁあと、オチとしてのけいおん部メンバーの使い方とか、やはり原作色が着いていないジャズ研ネタ(あ、純はやはりベースだったのね)なども面白かった。
まさかの3人によるセッションまであったからなぁ。
これぞオリジナル!と言わんばかりの設定の転がし方のうまさを堪能させてもらえた回でした。
ただし…
この3人でこれ以上間を持たせるのは無理だわ。(笑)
そして次回予告で垣間見えたカオス回に期待!
その前回終了後の(今回)予告時点ではかなりの冒険回になるなという感じはしていたが、まさにその通りとなっていました。
時間帯によっては放送事故と言われてもおかしくないような部分もありつつ、それでもここまでバランスよく1話持たせたのは見事!
(放送事故=今話のメインキャラの声優3人とも主役の華が無さすぎ。)
うまいと思ったのは、まず、今回の語り部を憂ではなく梓にしたところ。
おかげでボケ担当が憂という珍しい(でもないか)ものがいろいろ観れた。
今回のパターンだとともするとオチに使われやすい梓のボケは純に餌付けされているところとトンちゃんの餌やり忘れくらいだものなぁ。
トンちゃんの餌話で思い出したけれど、「気づく→学校へ」の流れで使った音楽が秀逸。
本来サスペンスな音楽に行くところなのに、雨の中「トンちゃんのテーマ(?)」だものなぁ。
あの脱力感は至宝。
で、話戻って、今回は憂ボケ回として引き出せるものすべて使い切っているのも見事。
家事万能、楽器万能、さらにどんな初めての事でも飲み込みの早さで何でもこなしてしまうというチート性能ながら、お姉ちゃん好き好きな部分でこのうえなくダメダメなところ、すべて発揮していました。
で、このオリジナル回でもっとも手駒として使いやすい(原作で色が着いていない)純ですが…。
まぁなんてフリーダムな娘だこと。(笑)
ある意味、唯や律以上のフリーダムっぷり。
今回のこの娘に対する描き込み方は見事としか言いようが無い。
ほとんど主役と言っても良いくらいの厚遇っぷりでした。
まぁあと、オチとしてのけいおん部メンバーの使い方とか、やはり原作色が着いていないジャズ研ネタ(あ、純はやはりベースだったのね)なども面白かった。
まさかの3人によるセッションまであったからなぁ。
これぞオリジナル!と言わんばかりの設定の転がし方のうまさを堪能させてもらえた回でした。
ただし…
この3人でこれ以上間を持たせるのは無理だわ。(笑)
そして次回予告で垣間見えたカオス回に期待!
2010/05/02
けいおん!! #4「 修学旅行!」
もう4回かよ。
と、何か今でもまるで嘘のような感覚が続いている「けいおん!」の2期。
というわけで、#4 修学旅行!。
シチュエーションとしてあずにゃんがいないというのはまぁ想像の範疇ではあったけれど(って当たり前か)、和もほとんど絡まず、しかも旅先というシチュエーションに置かれるとここまで無法地帯になるのか!
というか1年の時はこのメンツのみだったのに、ここまでの暴走はなかったというところだけでいろいろと深い。
ツッコミ不在のボケ地獄。
しかも4コマ的ネタのオンパレードは半端じゃなかった。
今までのすべては今回のための伏線かというくらいに。
ただ、それを澪視点でひとつの話として繋ごうという意図は、見えているものの結果として成功していたかと言えば微妙ではあったと答えるしかないな。
(制作者側の)気持ちは伝わってはいるけれど、もしこれをやりたいのであればもっといろいろな部分を徹底して欲しかった。
こういう時は多少の(目的に対する)ブレでも気になるんだよね〜。
あと、さわちゃんオチも使い切れていないというところもあるか。
(おみくじのシーンは初見では「こんなもんか」だったけれど、その後観直してみると大爆笑ものではあったけれど。)
今回のツボは「あ〜ん、よく聞こえなかったわ〜。もう一度言ってみてくれないかしら〜。」(結局さわちゃんかよ。(笑))
しかし、1期は12話で約20ヶ月を駆け抜けてきたのに、今回の2期は12ヶ月を27話。
けど、まさか次の話が修学旅行の裏バージョン(たぶん同期展開)という技に出てくるとは思いもよりませんでした。
次週は大当たりか大外れしかなさそうだ。
と、何か今でもまるで嘘のような感覚が続いている「けいおん!」の2期。
というわけで、#4 修学旅行!。
シチュエーションとしてあずにゃんがいないというのはまぁ想像の範疇ではあったけれど(って当たり前か)、和もほとんど絡まず、しかも旅先というシチュエーションに置かれるとここまで無法地帯になるのか!
というか1年の時はこのメンツのみだったのに、ここまでの暴走はなかったというところだけでいろいろと深い。
ツッコミ不在のボケ地獄。
しかも4コマ的ネタのオンパレードは半端じゃなかった。
今までのすべては今回のための伏線かというくらいに。
ただ、それを澪視点でひとつの話として繋ごうという意図は、見えているものの結果として成功していたかと言えば微妙ではあったと答えるしかないな。
(制作者側の)気持ちは伝わってはいるけれど、もしこれをやりたいのであればもっといろいろな部分を徹底して欲しかった。
こういう時は多少の(目的に対する)ブレでも気になるんだよね〜。
あと、さわちゃんオチも使い切れていないというところもあるか。
(おみくじのシーンは初見では「こんなもんか」だったけれど、その後観直してみると大爆笑ものではあったけれど。)
今回のツボは「あ〜ん、よく聞こえなかったわ〜。もう一度言ってみてくれないかしら〜。」(結局さわちゃんかよ。(笑))
しかし、1期は12話で約20ヶ月を駆け抜けてきたのに、今回の2期は12ヶ月を27話。
けど、まさか次の話が修学旅行の裏バージョン(たぶん同期展開)という技に出てくるとは思いもよりませんでした。
次週は大当たりか大外れしかなさそうだ。
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