2014/02/23

舞台「銀河英雄伝説第四章後篇激突」( 2014/2/22 at 青山劇場)

舞台「銀河英雄伝説 第四章 後篇 激突」を観てきました。(2014/2/22 at 青山劇場)

前編に引き続いての鑑賞。
舞台としてのこのシリーズはこれで一段落するとのことで、演出は映画監督の崔洋一。

青山劇場に来たのは広末涼子が後に妊娠中だったと判明した時の「飛龍伝」が最後だったと思うので実に10年以上ぶり。来年末には閉館との話もあるのでこれが最後になってしまうのかな。

その劇場内は見える限りでは満席に近い状態。
そして相変わらずの圧倒的女子率。
何か馴れてきたけど。


で、上映前のロビーではアンサンブルによる作品世界の各地域でのパフォーマンスやツアーガイドと言った形で開演前から既にいろいろ始まってました。
こういうのって良いな。

さらに、2幕めの開始の鐘の際に前述の崔監督が客席付近に現れるというサプライズもありました。


さて、本編。

いややっぱり面白いわ。

前編とは違うアプローチには最初少々戸惑った。
ある意味一番芝居っぽい舞台装置の使い方とか、舞台いっぱいに作られた状況での話のクローズアップの仕方が、芝居っぽいメリハリをつけず、台詞を頼りに探させるところとか。
建造物自体も今までより背が高いのか後ろにプロジェクションされる映像が見づらいのが気になったりとか。

そして、彼らの物語は核となる話を中心に進めていくという形ではなく、様々な場所にスポットを当てるという形で紡がれていく。

そんなある意味シンプルでフラットなのが崔さんの演出プランだったのかな。
ある意味映画現場的な演出と言えるのかな。

そんな中、今回のタイトルにもある様に様々な激突が繰り返される。

ラインハルトとヤンの激突という到達点に向けて。

そしてさらに、ああ、ここで終わるのか、というところへ向けて。



さあて、次は再アニメ化かあ。

どういう形になるのだろうなあ。
楽しみです。