シリーズ第2作「ヘヴィーオブジェクト 採用戦争」(2010)を読了。
1巻の引きに対して何も触れていないのが伏線なのか何なのか判らないのが気になるところだが、それは2巻にも同じような匂いを感じたのでこれは叙述トリック…と言えるものかどうか判らないけれど、何か企んでいそうな気がする。
それはさておき、今回は一つのターゲットに対するエピソードだが戦いの舞台は3箇所という設定。
1巻以上に特殊な環境で、さらに1巻では特殊環境ごとにいびつな敵の攻略戦だったものを一見否定してさらに次世代の存在を匂わせておいて実はという展開。
今後もこういったある種のミステリー的要素が強いものを続けていくのだろうな。
但し答えがSFなのである程度何でもありだから。
そしてまあ今回もビジュアルが明確な舞台ばかりでこちらも楽しめた。
こういうところホントうまいよなあ。
メインキャラたちの持つ業もちらほら見え始める。
同時に世界の形もちらほらと。
最終的に自分が所属するものがラスボス化しそうなのは禁書と同じか。
まあまずその前にエンターテイメントなのだけれどね。
由緒正しき連続活劇。