「処刑少女の生きる道(バージンロード)7 ―ロスト―」(2022)佐藤真登
これはまた予想以上に大きく変わっていた状況。
それをあっさりとみせたのは何故かと分かる締め。
ホントに、ようやく辿り着いたと思ったらまだまだその先があったのかも思い知らされる真相が垣間見えてくる。
結局どれだけ手のひらの上だったかということ?
最終的にはやはり最初に戻りそうな所まで見えた上で一方前巻で感じた予感も正しかったと見て良いのかな。
敵対し味方と化すの矢印のシャッフルが今回も凄かった。
やはりというかかなり同化してるな。アカリと。そこまで無意識に同一思考に陥っていたとは。
一方で、これでようやく一歩先に進んだかなと思ったところで、思わぬ形で価値を見出されているサハラ。てっきりアヴィがとも思ったがその役割は彼女となるのかな。
成長はマヤもまたなんだよなあ。
ミシェルは龍由来と出たことでやはりそこで引っ掛かり始めてくれた。
そのことで見えてきた森の中に隠された木。
そして、ここまで来てようやく最後の星に関わる者が登場するのか正体をあらわすのか。
姉が急に伏した理由はそういうことか。
これで姉がひとつ筋の通った存在となった。
アーシュナはそれを知ったら怒るだけじゃ済まないだろうなあ。
その上で取り込みを図ろうとしているのだもの。どこまで策略を練っているのか。
モモはまたそのために組んだのか。一度やらかしているものなあ。
ただ、その代価として自らの記憶が代償になっているのを知っている?
もしくはモモもまた。
終わってみれば本当に妄想の捗る今回でした。