「猫物語[黒]」に続く化物語シリーズの[白]をようやく借りることが出来ました。
(以降ネタバレあり)
[黒]においてブラック羽川を切って解放されたはずなのに、今度はつばさタイガー?
ということよりもまず、冒頭で阿良々木暦視点ではない物語が始まることが伝えられる。
さらにその阿良々木さんがまた何かに巻き込まれているらしい。
しかし一方で語り部である羽川翼にも…。
というメインストリームの中に、阿良々木くんが不在であるが故に見せる彼女たちの別の顔だったり、果たして[黒]による解決は羽川翼にとっての本質的な問題の解であったのか?とかを、いつものような言葉遊びの中突き進んでいく。
そうだよな。
こうなるべきであったんだよな。
切り離されたブラック羽川やさらに練度を増して作り上げられた怪異、苛虎との関係は、化物語の第一章において戦場ヶ原ひたぎと彼女からおもし蟹によって切り離された思いと本質的に同じであったという。
それを描くことで、当初これで終わりだと語られていたこの化物語が新たな始まりを迎えるという構図にしてしまうあたりとか、さらに本編中に不在な阿良々木くん及び語られなかった幾つかの章の存在が、別の物語の存在を指し示していたりとか、ある意味化物語の余韻で描かれていた今までが一変して新たな物語の開始ということで、ああようやく帰ってきたんだなという感じでした。
てっきり単なる猫物語[黒]の続編だと思っていたらまさかこんな隠し玉用意していたとは。
この今回語られなかった同じ時系列のもう一つの物語が、今のところの最新作、傾物語かな。
あちらはまた総力戦だからな。きっとブラックも苛虎も登場するであろうし、ひたぎ翼のダブルヒロインの登場しないであろう物語。
楽しみだ。
2011/02/28
2011/02/27
2011.2.27閉館 ユナイテッド・シネマ真正16
- 2011.2.27閉館
ユナイテッド・シネマ真正16
(ユナイテッド・シネマ)
(リバーサイドモール)
-本巣市政田・岐阜県-
スクリーン1 330 +(3)
スクリーン2 200 +(2)
スクリーン3 135 +(2)
スクリーン4 74 +(1)
スクリーン5 104 +(2)
スクリーン6 104 +(2)
スクリーン7 91 +(2)
スクリーン8 161 +(2)
スクリーン9 330 +(3)
スクリーン10 200 +(2)
スクリーン11 135 +(2)
スクリーン12 74 +(1)
スクリーン13 104 +(2)
スクリーン14 104 +(2)
スクリーン15 91 +(2)
スクリーン16 161 +(2)
「GOSICK -ゴシック-」(2003) by 桜庭一樹 (ネタバレあり)
先日読んだシリーズの短編第一作の「GOSICKs -ゴシックエス・春来たる死神-」に引き続き、長編第一作「GOSICK -ゴシック-」を読了。
既にアニメのほうは読んでいたので大筋は知った上で読んだのだけれど…、逆にアニメのほうはそういう形で改変したのね。
過去部分をmonologueとしてその最初から最後までを現在と並行して描かれていました。
当然、そのmonologueと現在とでは人物の一致を意図的に避ける形で。
それでいて、けっこう分かりやすい形でネタばらしをしていっているという感じかな。
アニメを見て短編だけ読んだ時点で、物語のエッセンスとしてトリックを置こうとしているのかなと思っていたのだけれど、これ、どちらかと言えば読者年齢を考慮してのトリック難易度のような気がしてきました。ミスリードを誘うということをあまりせずに、答えを提示する直前にヒントをわりと分かりやすく出してくるアタリ。
(まぁこれは既に大筋知っている上で読んでいるからかもしれないが。)
分かりやすいといえばヴィクトリカのデレも分かりやすいわな。アヴリルのそれもまた。
そのアブリルもまたアニメ化する上で改変せざるを得なかった…というよりは改変してでも隠しておいたほうが良いと思ったのだろうな。
映像が出てきた時点で出落ちになってしまうから。
というわけで、既に読んだ短編のほうが時系列的には前なのでこれをどうするかというのがアニメ化でのポイントだったように思う。
まぁアニメ化と言えばもっと早い時間帯(低い対象年齢)でも良いように作られた話ではあるわな。(ってまぁけっこうえぐい描写も出てくるのでそうでもないか…逆にそういう部分はアニメのほうはごまかしているないやしかし…)
で、アニメ化云々を置いといて、まずこの本だけ読んで見る限りでは、私個人の趣味とは少し外れているかな。むしろ短編のほうが好みだったかも。
まぁただし、発表順序からすると短編2作目以降はこの長編より後に書かれたっぽいし、シリーズ作品として定着するまでにはまだ紆余曲折もあったのかもしれないので、あと数作読んでからの判断かな。
長編2作目は近いうちに借りられそうだし、まずはそれを楽しみにしよう。
既にアニメのほうは読んでいたので大筋は知った上で読んだのだけれど…、逆にアニメのほうはそういう形で改変したのね。
過去部分をmonologueとしてその最初から最後までを現在と並行して描かれていました。
当然、そのmonologueと現在とでは人物の一致を意図的に避ける形で。
それでいて、けっこう分かりやすい形でネタばらしをしていっているという感じかな。
アニメを見て短編だけ読んだ時点で、物語のエッセンスとしてトリックを置こうとしているのかなと思っていたのだけれど、これ、どちらかと言えば読者年齢を考慮してのトリック難易度のような気がしてきました。ミスリードを誘うということをあまりせずに、答えを提示する直前にヒントをわりと分かりやすく出してくるアタリ。
(まぁこれは既に大筋知っている上で読んでいるからかもしれないが。)
分かりやすいといえばヴィクトリカのデレも分かりやすいわな。アヴリルのそれもまた。
そのアブリルもまたアニメ化する上で改変せざるを得なかった…というよりは改変してでも隠しておいたほうが良いと思ったのだろうな。
映像が出てきた時点で出落ちになってしまうから。
というわけで、既に読んだ短編のほうが時系列的には前なのでこれをどうするかというのがアニメ化でのポイントだったように思う。
まぁアニメ化と言えばもっと早い時間帯(低い対象年齢)でも良いように作られた話ではあるわな。(ってまぁけっこうえぐい描写も出てくるのでそうでもないか…逆にそういう部分はアニメのほうはごまかしているないやしかし…)
で、アニメ化云々を置いといて、まずこの本だけ読んで見る限りでは、私個人の趣味とは少し外れているかな。むしろ短編のほうが好みだったかも。
まぁただし、発表順序からすると短編2作目以降はこの長編より後に書かれたっぽいし、シリーズ作品として定着するまでにはまだ紆余曲折もあったのかもしれないので、あと数作読んでからの判断かな。
長編2作目は近いうちに借りられそうだし、まずはそれを楽しみにしよう。
2011/02/26
「魔法少女まどか☆マギカ」 #8 ネタバレあり
第8話 「あたしって、ほんとバカ」
覚悟していたとはいえ、さやか…。
そして、キュゥべえの正体や目的もとうとう明らかに。(しかし自分まで喰っちまうとは…)
一方で、ほむらの正体もこれで決まりだよな。ルイス・キャロル…じゃなくて○○こと○○○○
まどかはアリス…じゃなくて○○○○
やはり前から言われていた「鏡の国のアリス」だったのか…。
そしてある意味「ファウスト」
そして、きっと検索ワードのかなり上位に「インキュベーター」関連が着ていることだろうな。
しかしまぁホント、アリスだな。
そのためのClariSだろうし、魔法「少女」と「魔女」の関係だし、
さて、あえてここで分からせてしまった(分からせなければならなかった)以上どうする?
覚悟していたとはいえ、さやか…。
そして、キュゥべえの正体や目的もとうとう明らかに。(しかし自分まで喰っちまうとは…)
一方で、ほむらの正体もこれで決まりだよな。ルイス・キャロル…じゃなくて○○こと○○○○
まどかはアリス…じゃなくて○○○○
やはり前から言われていた「鏡の国のアリス」だったのか…。
そしてある意味「ファウスト」
そして、きっと検索ワードのかなり上位に「インキュベーター」関連が着ていることだろうな。
しかしまぁホント、アリスだな。
そのためのClariSだろうし、魔法「少女」と「魔女」の関係だし、
さて、あえてここで分からせてしまった(分からせなければならなかった)以上どうする?
『エクスペンダブルズ』"THE EXPE NDABLES"(2010) @テアトル石和
『エクスペンダブルズ』を観てきました。
(2011/02/25 at テアトル石和)
(以降ネタバレあり)
冒頭からしばらくは、何かこの80年から90年にかけての緩さとキャスティングに懐かしい感じになることしきり。
そんな中でも容赦ない銃撃戦のみが異彩を放っていると言う感じでした。
かの3人揃い踏みなところもそんな緩さとマッチしてた。
正直、あ、このまま終わるのかなと少しだけ思っていた。これもありかなと。
そしたら、舞台が揃ってクライマックスシーンに突入した途端。
なんとまあ生き生きしていること!
それが、特徴を持った5人が細かいカット割り入り乱れて延々と続くこの至福の時間。
それまでのすべてがこの瞬間のためとばかりに思う存分やってくれました。
ある意味制約なしに。
まあつっこみたい部分はいろいろあれど、それも含めてがこの作品の魅力。
楽しませてもらいました。
(2011/02/25 at テアトル石和)
(以降ネタバレあり)
冒頭からしばらくは、何かこの80年から90年にかけての緩さとキャスティングに懐かしい感じになることしきり。
そんな中でも容赦ない銃撃戦のみが異彩を放っていると言う感じでした。
かの3人揃い踏みなところもそんな緩さとマッチしてた。
正直、あ、このまま終わるのかなと少しだけ思っていた。これもありかなと。
そしたら、舞台が揃ってクライマックスシーンに突入した途端。
なんとまあ生き生きしていること!
それが、特徴を持った5人が細かいカット割り入り乱れて延々と続くこの至福の時間。
それまでのすべてがこの瞬間のためとばかりに思う存分やってくれました。
ある意味制約なしに。
まあつっこみたい部分はいろいろあれど、それも含めてがこの作品の魅力。
楽しませてもらいました。
『劇場版マクロスF 恋離飛翼 ~サヨナラノツバサ~』(2011) @立川シネマシティ
『劇場版マクロスF ~サヨナラノツバサ~』を鑑賞。(2011/02/26 at 立川シネマシティ g studio)
(以降ネタバレあり)
前作イツワリノウタヒメであそこまでやってしまったので、いったい何をやるのかと思いきや…。
いろいろな意味、良い意味でも悪い意味でも予想がすべて外れたような展開でした。
すげえわ。
まず、悪いところ書いちゃおう。
TV版の時の一番の不満であったシナリオがひとつの作品の為のものではなく、ひとつひとつのシーンの為だけのもの…という部分が前作『~イツワリノウタヒメ~』では特に焼き直しとなるような部分において練度が上がってきたなと思ったのに、何かまた元に戻っている。駄目じゃん。
とくに前半部分。
あと、キャラ顔のかんたん作画が目立ちすぎ。
だいたい以上かな。
ということでそれ以外の部分が良い方向にすべて作用していました。
前作でちょっと消化不良だった「イツワリノウタヒメ」ネタもちゃんと回収しているし、その他前作ネタやTV版ネタを観た人が「あ、これは!」と分かるシークエンスをちょっとズラして使用している部分が結構面白い。
ナナセも、おお、こう来たか!だったし、マヤン島もちょっと違う形で、ミシェルのあんな場面やルカが…とかくすぐる場面の多いこと。
ああ、そもそも冒頭からして「ユニバーサル・バニー」の延長線だものな。
そして、前作エンドタイトル後の大きな2つのブラフが実は2つとも各々のライブネタだったというw
ホント、そう来たか!という感じ。
ブレラやグレイスの扱いもああだと思ったらあ、そこでそうなのとか、こういうのはホント、今まで観た人へのご褒美という感じだったな。
で、そういう部分だけは既に一度やっているところだから先に挙げた悪いところ病にはかかっておらず、これなら良いかもという感じ。
TVじゃないんだからぶつかったら治るとかやっぱだめだよ>ブレラ(笑)
そう、そしてMay'nのライブで河森正治が触発されてスタッフに嫌がられながらもやりたかった事って、サイリウムの海だったのね(書いちゃった。(笑))
ありゃ大変だわ。
で、まぁそういった部分を除いたすべてが、ライブか戦闘。
徹底してるのが良いわ。
TV版の娘々サービスメドレーや、前作の「オベリスク」=「ライオン」、もしくは「ファステストデリバリー」回の「星間飛行」みたいな強烈なものは無いにせよ、うん、とてもバランスよくて好きだわ。
艦長のベタな馬鹿さ加減も好きだし、フラグブレイカーな誰かさんも、ありかよという感じだし、ああ、全部書き出したい。
そうそう、魔装少女も出てきたし(笑)、魔法少女も出てきた。
そして、前作に引き続き、主役張っているな>アルト。
そうじゃなきゃ最後のアレは成り立たないし、ってかTV版の「お前たちは俺の翼だ!」っていいのか?だったからなぁ。
そして、このエンディングはポジティブにもネガティブにもとれるものになっていた。
うん、こういう余韻は悪くないよ。
結果、やはり基本は駄目なんだけれど、それでもそれを凌駕するチャームポイントで心を引きつけて止まないものがある。
実は私にとっては最初のマクロスからずっとこうなんだよね。
これだめなんだけれど…あああ、これ卑怯だどうしても好きにならずにいられない!みたいな。
そういうものをこんな短い時間の中にてんこ盛り。
なんて幸せ!
あ、また最後のアレ思い出してしまった。もしかしたら彼は彼女に会えるのかもしれないね。彼らにも会えるのかも。
ああ、もしかしたら彼らも彼らも彼らも同じってことか?あ、彼らもか。
ふむふむ。
ああ、何かそう考えると嬉しいな。
そうか、基本は変わっていないのか。
そう思いたいな。
…って後で自分で読んでも何考えていたか分からない事をグチャグチャ書いていますが…うん。
きっとそうだ!
同じ形ではないけれど、同じところに行き着いていたんだね。
そう思えると、そして最初からそれ考えてあえてTV版作ったのだとしたらそれは尊敬するわ。
とんだブラフに騙された!って。
本当に作者に愛されている作品だ。
うん、しばらく余韻に浸っていたいよ。
(以降ネタバレあり)
前作イツワリノウタヒメであそこまでやってしまったので、いったい何をやるのかと思いきや…。
いろいろな意味、良い意味でも悪い意味でも予想がすべて外れたような展開でした。
すげえわ。
まず、悪いところ書いちゃおう。
TV版の時の一番の不満であったシナリオがひとつの作品の為のものではなく、ひとつひとつのシーンの為だけのもの…という部分が前作『~イツワリノウタヒメ~』では特に焼き直しとなるような部分において練度が上がってきたなと思ったのに、何かまた元に戻っている。駄目じゃん。
とくに前半部分。
あと、キャラ顔のかんたん作画が目立ちすぎ。
だいたい以上かな。
ということでそれ以外の部分が良い方向にすべて作用していました。
前作でちょっと消化不良だった「イツワリノウタヒメ」ネタもちゃんと回収しているし、その他前作ネタやTV版ネタを観た人が「あ、これは!」と分かるシークエンスをちょっとズラして使用している部分が結構面白い。
ナナセも、おお、こう来たか!だったし、マヤン島もちょっと違う形で、ミシェルのあんな場面やルカが…とかくすぐる場面の多いこと。
ああ、そもそも冒頭からして「ユニバーサル・バニー」の延長線だものな。
そして、前作エンドタイトル後の大きな2つのブラフが実は2つとも各々のライブネタだったというw
ホント、そう来たか!という感じ。
ブレラやグレイスの扱いもああだと思ったらあ、そこでそうなのとか、こういうのはホント、今まで観た人へのご褒美という感じだったな。
で、そういう部分だけは既に一度やっているところだから先に挙げた悪いところ病にはかかっておらず、これなら良いかもという感じ。
TVじゃないんだからぶつかったら治るとかやっぱだめだよ>ブレラ(笑)
そう、そしてMay'nのライブで河森正治が触発されてスタッフに嫌がられながらもやりたかった事って、サイリウムの海だったのね(書いちゃった。(笑))
ありゃ大変だわ。
で、まぁそういった部分を除いたすべてが、ライブか戦闘。
徹底してるのが良いわ。
TV版の娘々サービスメドレーや、前作の「オベリスク」=「ライオン」、もしくは「ファステストデリバリー」回の「星間飛行」みたいな強烈なものは無いにせよ、うん、とてもバランスよくて好きだわ。
艦長のベタな馬鹿さ加減も好きだし、フラグブレイカーな誰かさんも、ありかよという感じだし、ああ、全部書き出したい。
そうそう、魔装少女も出てきたし(笑)、魔法少女も出てきた。
そして、前作に引き続き、主役張っているな>アルト。
そうじゃなきゃ最後のアレは成り立たないし、ってかTV版の「お前たちは俺の翼だ!」っていいのか?だったからなぁ。
そして、このエンディングはポジティブにもネガティブにもとれるものになっていた。
うん、こういう余韻は悪くないよ。
結果、やはり基本は駄目なんだけれど、それでもそれを凌駕するチャームポイントで心を引きつけて止まないものがある。
実は私にとっては最初のマクロスからずっとこうなんだよね。
これだめなんだけれど…あああ、これ卑怯だどうしても好きにならずにいられない!みたいな。
そういうものをこんな短い時間の中にてんこ盛り。
なんて幸せ!
あ、また最後のアレ思い出してしまった。もしかしたら彼は彼女に会えるのかもしれないね。彼らにも会えるのかも。
ああ、もしかしたら彼らも彼らも彼らも同じってことか?あ、彼らもか。
ふむふむ。
ああ、何かそう考えると嬉しいな。
そうか、基本は変わっていないのか。
そう思いたいな。
…って後で自分で読んでも何考えていたか分からない事をグチャグチャ書いていますが…うん。
きっとそうだ!
同じ形ではないけれど、同じところに行き着いていたんだね。
そう思えると、そして最初からそれ考えてあえてTV版作ったのだとしたらそれは尊敬するわ。
とんだブラフに騙された!って。
本当に作者に愛されている作品だ。
うん、しばらく余韻に浸っていたいよ。
2011/02/19
『フォロー・ミー』"THE PUBLIC EYE"(1972)@みゆき座
もしかしたらキャロル・リードはこの作品に自分の愛すべきものすべてを詰め込んだのでは無かろうか。
ロンドンを舞台にした愛すべき会話劇と映像と音楽。そして人々のすべての俗を。
三十数年前この映画に初めて出会ってからずっと、いつか映画館で観たいと思っていた作品なんだよな。
ようやく、それも封切り館の名を引き継ぐこの場所で観れた事はとても感慨深い。
ただ願っただけで何ひとつ役に立つことなど出来なかったのだけれどね。
さて、改めて会話劇…というよりは言葉遊びを楽しめる作品だなと再確認できました。
しかも、というよりはそれが故に会話の聞きやすいこと!
英会話の教材にできるよ。
今風の言葉遣いではないかもしれないが。
で、この作品の良いところは、その会話劇プラス室内の愛すべき小道具や食べ物、癖のある演劇的な
エキストラに至るまでの芝居を観た後に。
会話のない、音楽と映像による物語が始まるところなんだよね。
急に街は色づきはじめ、その何もかもが愛すべきものに!
自分のいる世界はほんのひとふりがあっただけでまったく違うものになっていくあの瞬間。
白のハンチングにレインコート、怪しい髭を生やした男が街を色づかせていく。
なんて幸せな!
そして愛おしいこの作品に出会えた感謝をここに書き添えます。
ロンドンを舞台にした愛すべき会話劇と映像と音楽。そして人々のすべての俗を。
三十数年前この映画に初めて出会ってからずっと、いつか映画館で観たいと思っていた作品なんだよな。
ようやく、それも封切り館の名を引き継ぐこの場所で観れた事はとても感慨深い。
ただ願っただけで何ひとつ役に立つことなど出来なかったのだけれどね。
さて、改めて会話劇…というよりは言葉遊びを楽しめる作品だなと再確認できました。
しかも、というよりはそれが故に会話の聞きやすいこと!
英会話の教材にできるよ。
今風の言葉遣いではないかもしれないが。
で、この作品の良いところは、その会話劇プラス室内の愛すべき小道具や食べ物、癖のある演劇的な
エキストラに至るまでの芝居を観た後に。
会話のない、音楽と映像による物語が始まるところなんだよね。
急に街は色づきはじめ、その何もかもが愛すべきものに!
自分のいる世界はほんのひとふりがあっただけでまったく違うものになっていくあの瞬間。
白のハンチングにレインコート、怪しい髭を生やした男が街を色づかせていく。
なんて幸せな!
そして愛おしいこの作品に出会えた感謝をここに書き添えます。
「魔法少女まどか☆マギカ」 #7 ネタバレあり
第7話 「本当の気持と向き合えますか?」
いったいこれからどうなるんだ?
という6話ラストからこういう展開に持ってきたのね。
しかしマミさんにも教えてなかったってことは、キュゥべえにとって魔法少女は使い捨てだということがあらためて分かる。
その部分の考え方だけは合理的ではないものな。(戦ってくれと言っているのに戦い方の基本を教えていないんだもの)
さすがにこれ以上キュゥべえに問いただしても話は1mm足りとも進まないのでそこは飛ばして、現実を知った彼女たち(といっても初めて知ったのはさやかと杏子だけか)のその後がこの7話。
まどかが脇に回ったのは今回が初めてかな。
キュゥべえが「杏子がまさかここに来るとは思わなかった」理由はそういうことだったのね。
彼女の過去もまた凄いものを用意したな。(しかも話のとりようによっては危険なものを)
イヌカレー空間ではないのにイヌカレー描写であることがその忌まわしさを引き立てる。
常に食べ続けている描写ばかりである理由や、今までの彼女の行動のすべてがそこにあった。
けど、それでも彼女は魔女ではなく魔法少女なのだな。文字通りの魔女狩りにあったにも関わらず。
だとすると魔女って何なんだろう? 魔法少女が劣化して魔女になるって線はこれで無くなったかな。
で、一方のさやか。
そんな杏子にも啖呵を切ってはみたものの…。
わぁぁぁぁぁ。
まさかの便利キャラだった仁美だが…彼女は便利キャラのままなのだろうな。
そして、わぁぁぁぁぁぁ。
次週に続く。
止まらないジェットコースター。いったいどこに向かっているのか?
ワルプルギスの夜はどうなるのか?そしてまどかはこれでも魔法少女を選択するのか?
いったいこれからどうなるんだ?
という6話ラストからこういう展開に持ってきたのね。
しかしマミさんにも教えてなかったってことは、キュゥべえにとって魔法少女は使い捨てだということがあらためて分かる。
その部分の考え方だけは合理的ではないものな。(戦ってくれと言っているのに戦い方の基本を教えていないんだもの)
さすがにこれ以上キュゥべえに問いただしても話は1mm足りとも進まないのでそこは飛ばして、現実を知った彼女たち(といっても初めて知ったのはさやかと杏子だけか)のその後がこの7話。
まどかが脇に回ったのは今回が初めてかな。
キュゥべえが「杏子がまさかここに来るとは思わなかった」理由はそういうことだったのね。
彼女の過去もまた凄いものを用意したな。(しかも話のとりようによっては危険なものを)
イヌカレー空間ではないのにイヌカレー描写であることがその忌まわしさを引き立てる。
常に食べ続けている描写ばかりである理由や、今までの彼女の行動のすべてがそこにあった。
けど、それでも彼女は魔女ではなく魔法少女なのだな。文字通りの魔女狩りにあったにも関わらず。
だとすると魔女って何なんだろう? 魔法少女が劣化して魔女になるって線はこれで無くなったかな。
で、一方のさやか。
そんな杏子にも啖呵を切ってはみたものの…。
わぁぁぁぁぁ。
まさかの便利キャラだった仁美だが…彼女は便利キャラのままなのだろうな。
そして、わぁぁぁぁぁぁ。
次週に続く。
止まらないジェットコースター。いったいどこに向かっているのか?
ワルプルギスの夜はどうなるのか?そしてまどかはこれでも魔法少女を選択するのか?
2011/02/14
2011/02/13
HP更新
kaname's favourite things!!
・favouritelinks!!
映画館リスト
2010.11.24休館
シネマ・アンジェリカ
2011.2.5増床
静岡東宝会館
2011.2.14スクリーン名称変更
立川シネマシティ
2011.3.3オープン
T・ジョイ博多
2011.3.13閉館
グランパーク東宝8
2011.3.17オープン
TOHOシネマズ甲府
2011.4.1休館
甲府武蔵野シネマ・ファイブ
THEATER INFORMATION... from < kaname's favourite things!! >
・2010.11.24休館 シネマ・アンジェリカ
・2011.2.5増床 静岡東宝会館
・2011.2.14スクリーン名称変更 立川シネマシティ
・2011.2.19オープン 角川シネマ有楽町
・2011.3.3オープン T・ジョイ博多
・2011.3.13閉館 グランパーク東宝8
・2011.3.17オープン TOHOシネマズ甲府
・2011.3.18オープン 大牟田セントラルシネマ
・2011.3.19リニューアル センチュリーシネマ
・2011.4.1休館 甲府武蔵野シネマ・ファイブ
・2011.7.16名称変更&増床 渋東シネタワー⇒TOHOシネマズ渋谷
・2011.12.23リニューアル ル・シネマ
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2011/02/12
「GOSICK s -ゴシックエス・春来たる死神-」(2005) by 桜庭一樹
TVアニメとして現在テレビ東京の深夜枠で放映されている「GOSICK -ゴシック-」を観て興味を抱き、さっそく図書館に予約をしたその原作の時系列で第一作にあたる本短篇集を読了。
短篇集とはいっても連作短編ではあるし、どちからと言えば短期間の連載、集中連載と言ったほうが話が早いのか。
一作目と二作目以降とでは連載誌が違ったりもするのだが、まぁそのへんの説明は省く。
単純に言ってしまえば一作目は連載の為の誌内コンペティションの一編として書かれたもので、その選からは漏れたが好評だったので別の誌面にて連載されたようだ。
それと前後して長編も発表されたが結果として文庫は長編4編が先に刊行されたのち、ようやく本作の発行に至った…のかな。
この一冊とそのあとがき、そしてTVアニメとして放映されている内容プラスアルファというカオスの欠片を再構成した結論は以上である。
まだカオスのままのような気がするのは、能力的な問題である。
さて、戯言はそれくらいにしてTVアニメも交えた感想など。
以降一部ネタバレは含むがミステリーとしてのネタバレは行っていないのでその点は安心して欲しい。たぶん。
まず、メディアの違い…というよりは発表形態の違い故に行ったのであろうが、TVアニメはこの原作を一部前後入れ替えて再構成している。
一番大きな違いはヴィクトリカと久城の出会いのきっかけとなる事件が違うことであるが、それはこの原作の刊行順とTVアニメのシリーズ構成を意識してのことと思われる。
目にする順番が変わればまた違った見方をするかもしれないが、このことにさほど違和感は感じなかった。
構成順としては原作のほうが正しいが、最初の数話で判断されて淘汰されていく傾向の強い昨今のTVアニメの状況からしてみれば賢明な改変といえると思う。
また、これはこの話を語る人間の違い、原作者とTVアニメのシリーズ構成者の嗜好の違い…なのかなかもしれないが、原作はオーソドックスなミステリーとしての構成を取っているのに対し、TVアニメの方は個々の謎解きそのものよりもヴィクトリカや久城の物語のほうに重きを置いているように思った。
…のが1話目だったのだが、2話目以降になるとTVアニメと同様物語の方に重きが置かれていた。
ここらへんも本作の発表の経緯から来る改変なのかと思う。
いずれにせよ元々後者のほうが好きな私としては結果として良かった。
あと、まだ長編を読んでみないと断言はできないが謎解きそのものは今のところ割と定番なものが多く、その代わりそれらを引っ張ることなく小気味良いテンポで解決していくところはとてもウマさを感じる。
TVアニメ版はそれをさらにテンポよく(引っ張ることなく)提示しているあたり、この作品の魅力を私と同じ部分で感じているのではないかなと思った。
などなどTVアニメのほうに良いところを色々感じていたりもするのだが、TVアニメのほうが説明不足な部分が多いというのも事実である。
あんなところやこんなところ。TVアニメでも尺を変えずに絵で表現できるのになんでこう変えちゃったんだろうなというところはある。
たぶんテンポを考えてのことなのかなぁとも思っているのだけれど、ここらへんは痛し痒しといったところなのか。
まぁ、何はともあれ気に入ったので引き続きこのシリーズは読んでいこうと思う。
テンポの良さから物足りなさを感じる人もいるかもしれないがそのテンポが繰り出すレパートリーの豊富さはこの作品の魅力の一つである。
そして、謎解きのためではなく物語を楽しむための物語は私の好物でもあるから。
短篇集とはいっても連作短編ではあるし、どちからと言えば短期間の連載、集中連載と言ったほうが話が早いのか。
一作目と二作目以降とでは連載誌が違ったりもするのだが、まぁそのへんの説明は省く。
単純に言ってしまえば一作目は連載の為の誌内コンペティションの一編として書かれたもので、その選からは漏れたが好評だったので別の誌面にて連載されたようだ。
それと前後して長編も発表されたが結果として文庫は長編4編が先に刊行されたのち、ようやく本作の発行に至った…のかな。
この一冊とそのあとがき、そしてTVアニメとして放映されている内容プラスアルファというカオスの欠片を再構成した結論は以上である。
まだカオスのままのような気がするのは、能力的な問題である。
さて、戯言はそれくらいにしてTVアニメも交えた感想など。
以降一部ネタバレは含むがミステリーとしてのネタバレは行っていないのでその点は安心して欲しい。たぶん。
まず、メディアの違い…というよりは発表形態の違い故に行ったのであろうが、TVアニメはこの原作を一部前後入れ替えて再構成している。
一番大きな違いはヴィクトリカと久城の出会いのきっかけとなる事件が違うことであるが、それはこの原作の刊行順とTVアニメのシリーズ構成を意識してのことと思われる。
目にする順番が変わればまた違った見方をするかもしれないが、このことにさほど違和感は感じなかった。
構成順としては原作のほうが正しいが、最初の数話で判断されて淘汰されていく傾向の強い昨今のTVアニメの状況からしてみれば賢明な改変といえると思う。
また、これはこの話を語る人間の違い、原作者とTVアニメのシリーズ構成者の嗜好の違い…なのかなかもしれないが、原作はオーソドックスなミステリーとしての構成を取っているのに対し、TVアニメの方は個々の謎解きそのものよりもヴィクトリカや久城の物語のほうに重きを置いているように思った。
…のが1話目だったのだが、2話目以降になるとTVアニメと同様物語の方に重きが置かれていた。
ここらへんも本作の発表の経緯から来る改変なのかと思う。
いずれにせよ元々後者のほうが好きな私としては結果として良かった。
あと、まだ長編を読んでみないと断言はできないが謎解きそのものは今のところ割と定番なものが多く、その代わりそれらを引っ張ることなく小気味良いテンポで解決していくところはとてもウマさを感じる。
TVアニメ版はそれをさらにテンポよく(引っ張ることなく)提示しているあたり、この作品の魅力を私と同じ部分で感じているのではないかなと思った。
などなどTVアニメのほうに良いところを色々感じていたりもするのだが、TVアニメのほうが説明不足な部分が多いというのも事実である。
あんなところやこんなところ。TVアニメでも尺を変えずに絵で表現できるのになんでこう変えちゃったんだろうなというところはある。
たぶんテンポを考えてのことなのかなぁとも思っているのだけれど、ここらへんは痛し痒しといったところなのか。
まぁ、何はともあれ気に入ったので引き続きこのシリーズは読んでいこうと思う。
テンポの良さから物足りなさを感じる人もいるかもしれないがそのテンポが繰り出すレパートリーの豊富さはこの作品の魅力の一つである。
そして、謎解きのためではなく物語を楽しむための物語は私の好物でもあるから。
「魔法少女まどか☆マギカ」 #6 ネタバレあり
第6話 「こんなの絶対おかしいよ」
ああ、とうとう(例によって)いろいろ間に合わなくなってきてるなあ。
なんて思っていたら…
こんなの絶対おかしいよ。
ひえ~~。
ああ、とうとう(例によって)いろいろ間に合わなくなってきてるなあ。
なんて思っていたら…
こんなの絶対おかしいよ。
ひえ~~。
2011/02/05
「魔法少女まどか☆マギカ」 #5 ネタバレあり
第5話 「後悔なんて、あるわけない」
わあOP冒頭から青い子の死亡フラグが全開!(曲のワンフレーズめで画面の水玉が今回は青一色)
もう最後の一瞬までドキドキだった。
キュゥべえはもう本性隠さなくなってきている。悪魔のささやきであることは最初から一貫して変わらないのだけれどこのあからさま具合は悪魔か機械仕掛け以外の説明がもはやつかない。
しかしまあセクハラだったな。〉魔女契約w
そのキュゥべえはほむらがイレギュラーと言っていたが、彼女が願った願いとそれは関係するのか?
そしていよいよ始まった魔法少女同士のバトル。
しかも三つ巴になった所で引きだと!
赤い子の考え方はキュゥべえのいう魔女とどこが違うのかがもはや判らない。
だとすれば魔女とは何なのか?
謎は深まるばかりであり、彼女たちは死の匂いが途切れることはない。
魔法少女ものな1話めが懐かしいよ。
わあOP冒頭から青い子の死亡フラグが全開!(曲のワンフレーズめで画面の水玉が今回は青一色)
もう最後の一瞬までドキドキだった。
キュゥべえはもう本性隠さなくなってきている。悪魔のささやきであることは最初から一貫して変わらないのだけれどこのあからさま具合は悪魔か機械仕掛け以外の説明がもはやつかない。
しかしまあセクハラだったな。〉魔女契約w
そのキュゥべえはほむらがイレギュラーと言っていたが、彼女が願った願いとそれは関係するのか?
そしていよいよ始まった魔法少女同士のバトル。
しかも三つ巴になった所で引きだと!
赤い子の考え方はキュゥべえのいう魔女とどこが違うのかがもはや判らない。
だとすれば魔女とは何なのか?
謎は深まるばかりであり、彼女たちは死の匂いが途切れることはない。
魔法少女ものな1話めが懐かしいよ。
2011/02/02
2011.2.2一部休館 渋東シネタワー
- 2011.2.2一部休館
渋東シネタワー
(東宝)(TOHOシネマズ)(TOHOシネマズ)
-渋谷区道玄坂・東京都-
<一部休館前>
シネタワー1 606 +(4)
シネタワー2 790 +(4)
シネタワー3 344 +(4)
シネタワー4 250 +(4)
<一部休館後>
シネタワー3 344 +(4)
シネタワー4 250 +(4)
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