たしか今回の攻殻は全10話構成だったと思うのでラス前回。
まずは改めて。
今シリーズは「紅殻」好きとしてはやはりこちらの方がしっくりくるというか嬉しいよなあ。
一見押井版から続いていたものの方がよりサイバーパンクに見えなくもないのだけれど、本来のこのオリジナルに近い方がより慣れ親しんだSF文学としての本来のサイバーパンクしていて、その隅々が嬉しい。
ついでに言うなら読めない(読める)コマ外の書き込みなんて、好きの象徴みたいなものだ。
さて、ここまで引っ張ればネタバレ臭い話を入れても大丈夫かな。
原作をちゃんとは読んでいないのでこの展開は知らなかったのだが、まさかここで電光人間のオマージュを思い切り見ることができるとは思っても見なかった。
考えてみれば、光学迷彩って電光人間だよな。というところをすっかり忘れていたので、その対処方法からのラストに至る所は思わず唸ってしまった。
そしてその上で、素子にそれを「古典的」と言わせてしまうあたり。
アトムの努力虚しくマスコミによって逃げ場を失うというシチュエーションも今回のそれに近いものも感じられるし、良い皮肉になっている。
ホント、愛のあるオマージュだったと思う。
前述のようにただでさえ好きだったものに一段ギアが上がった好きが加わった。
話戻ってシリーズ全体で言えば、既に映像がされたものの原作はこんな感じだったという答え合わせも楽しかった。
わかりやすい所は有名な冒頭、そしてゴミ回収業者の件りと人形使いとの邂逅。フチコマの並列思考なんかもそうだし、より人間臭い各キャラクター達、特にトグサはこちらの方が断然好みだ。
素子に感してだけは、坂本真綾はたしかに良いキャスティングだとは思うけれど、ねえ...。(キャラとしてはこの素子も好きだよ。)
さて、次回最終回。