先週に引き続き今回も番外編臭の強い構成。
さわちゃんの結婚ネタなどは意外性を突いていてうまいなあと思っていたら、DEATH DEVILに繋がるとは!
そこにさらに唯のさらなる覚醒とステップアップのための挫折を持ってくるとは。
(さらにキャラソン発表へと続く。)
そしてデスデビル回は花田脚本というお約束になっているかどうかは知らないが、まあおかげで面白かった。
おでん屋シークエンスは至高だし、尾行ファミレスメモ廻し二次会に至るまで素晴らしいな。
まあ強いて言えば割を食ってしまった感のある梓が単なるツッコミ要因と化してしまったくらいだが、二次会でのタテノリに対する反応がなんとも可愛かったので許す。
しかしまあ、番外編のフリをしてここまでやるとはな。
あの唯が負けたくないとまで言うようになったとは。
結果は相変わらずだしそれに対して深く凹んだりしないのも変わらないのだけれど、それでもね。
毎回、音楽を奏でることが自分の一部になっていた唯が、今回は紀美がギターを自然に奏でる様を見て、それが自分の一部にはまだなっていなかった事に気づかされるシーン。 これが一番の秀逸なシーンだったな。
で次回は暑い!という投げやりなタイトルとやる気も判らない予告だったけれど、唯の最大の敵に対して、どのような結果へと至るのか。
楽しみです。
2010/06/12
2010/06/06
「007 猿の手を持つ悪魔」"Devil May Care" (2008) by Sebastian Faulks
「007 猿の手を持つ悪魔」を読了。
この作品がフレミングの生誕百年記念作品として刊行されたのは知っていたものの、邦訳されていたのを実はつい先日まで知りませんでした。不覚。
まぁおかげでその時に入手していた情報すべてがまっさらな状態で読めたのはある意味得したかもしれないな。
Raymond Bensonのようにマニアックではないが、実にうまい形で今までのフレミングの描いたジェームズ・ボンドシリーズを拾い上げた作品となっていました。
ただ訳者がそれを判っていて訳しているように見えないのがちょっと引っかかったかな。
まぁ判る人には判るからヒントだけ訳中に残しておけば良いだろうという意図だったのかもしれないけれど、もう少しストレートに出てきた方が良かったかな。(まぁこれは作者のセバスチャンフォークスの意図なのかもしれないが。)
というよりはたぶん、私は井上一夫的な訳をどこかで期待していたのかもしれない。(「ここはこういう意味もある」みたいな訳注が付くような形)
まぁそういう瑣末なことは置いておけば十分に楽しめるし、楽しませるために作った小説だということがとても良く判る。
まず、時代設定をフレミングやその後継者が続けていた「刊行時点のリアルタイム」な話というところからあえて外して、フレミングの遺作となった「007/黄金の銃を持つ男」から1年半後という今となっては40年以上前(本作品の刊行当時からちょうど40年前)としたことだけで、もう過去作品との結びつきが強くなった気がする。
その当時であれば、過去作品で起こったできごとに作中のボンドが思いを寄せることがあってもより不自然さがなくなるもの。
故にルネ・マティスもフェリックス・レイターも、そしてもちろんMやマネーペニーも当時の延長線上として存在している。
(さすがにメアリー・グッドナイトはいないがローリア・ボーソンビーやメイもいるし。)
と同時に、その時期はといえばまさに冷戦まっただ中。
まさにネタの宝庫となった時代にフレミングが存命していなかったことを今更ながら気づかされた次第でもありました。
で、一方でガジェットの扱い方や舞台は、それこそ原作設定の世界感ながら映画のほうの雰囲気を持ってきているんだよな。
さながらサンダーボール的なアレとか、リビングデイライツ的なアレとか(まぁうがった見方だけれども。)
そしてやはり忘れてはならないのが、フレミング作品の特徴でもあるディテールに対するこだわり。
残念ながら後期のフレミングのように本筋忘れてしまうまでのところまではいかない(というかそれをやったらパロディになってしまう)ものの、そこの匙加減がまさにフレミング作品のツボ。
あと、ボンドが受ける苦痛と与える苦痛、偏質であるが故に大物感と小物感のいりまじったキャラクタを持つ悪役の作り方やその末路などなど、好きなところは多数。
そんな中で一番のお気に入りは…まぁここでは書かないでおこう。
実はあれこそがもっともフレミングらしいやり方であるのだから。
この作品がフレミングの生誕百年記念作品として刊行されたのは知っていたものの、邦訳されていたのを実はつい先日まで知りませんでした。不覚。
まぁおかげでその時に入手していた情報すべてがまっさらな状態で読めたのはある意味得したかもしれないな。
Raymond Bensonのようにマニアックではないが、実にうまい形で今までのフレミングの描いたジェームズ・ボンドシリーズを拾い上げた作品となっていました。
ただ訳者がそれを判っていて訳しているように見えないのがちょっと引っかかったかな。
まぁ判る人には判るからヒントだけ訳中に残しておけば良いだろうという意図だったのかもしれないけれど、もう少しストレートに出てきた方が良かったかな。(まぁこれは作者のセバスチャンフォークスの意図なのかもしれないが。)
というよりはたぶん、私は井上一夫的な訳をどこかで期待していたのかもしれない。(「ここはこういう意味もある」みたいな訳注が付くような形)
まぁそういう瑣末なことは置いておけば十分に楽しめるし、楽しませるために作った小説だということがとても良く判る。
まず、時代設定をフレミングやその後継者が続けていた「刊行時点のリアルタイム」な話というところからあえて外して、フレミングの遺作となった「007/黄金の銃を持つ男」から1年半後という今となっては40年以上前(本作品の刊行当時からちょうど40年前)としたことだけで、もう過去作品との結びつきが強くなった気がする。
その当時であれば、過去作品で起こったできごとに作中のボンドが思いを寄せることがあってもより不自然さがなくなるもの。
故にルネ・マティスもフェリックス・レイターも、そしてもちろんMやマネーペニーも当時の延長線上として存在している。
(さすがにメアリー・グッドナイトはいないがローリア・ボーソンビーやメイもいるし。)
と同時に、その時期はといえばまさに冷戦まっただ中。
まさにネタの宝庫となった時代にフレミングが存命していなかったことを今更ながら気づかされた次第でもありました。
で、一方でガジェットの扱い方や舞台は、それこそ原作設定の世界感ながら映画のほうの雰囲気を持ってきているんだよな。
さながらサンダーボール的なアレとか、リビングデイライツ的なアレとか(まぁうがった見方だけれども。)
そしてやはり忘れてはならないのが、フレミング作品の特徴でもあるディテールに対するこだわり。
残念ながら後期のフレミングのように本筋忘れてしまうまでのところまではいかない(というかそれをやったらパロディになってしまう)ものの、そこの匙加減がまさにフレミング作品のツボ。
あと、ボンドが受ける苦痛と与える苦痛、偏質であるが故に大物感と小物感のいりまじったキャラクタを持つ悪役の作り方やその末路などなど、好きなところは多数。
そんな中で一番のお気に入りは…まぁここでは書かないでおこう。
実はあれこそがもっともフレミングらしいやり方であるのだから。
2010/06/04
けいおん!! #9 「期末試験! 」
「バラの上の露、小猫のひげ♪」
サブタイトルからくる定番イメージに反して、ほとんど番外編と言っていいほどの展開。
まあこういうシチュエーションでこの展開にしたのは、唯が成長したことを示したかったのかそれともいつもどおりということを言いたかったのかがいまひとつ判りづらいとか、試験中の和の行為が唯を居眠り状態から目覚めさせたかったのかそれともカンニングさせたかったのか判らない描写だったのが、良いと見るか悪いと見るかの分かれ目のひとつだったりするのだが、実はそれらすべてがミスディレクションで、実はゆいあずを楽しむための回だったという罠。(笑)
訳の判らない妄想はさておき、二期の唯は何か完全に覚醒してしまった感があるなあ。
ここまで音楽が自分の一部と化している唯を表現され続けるとたしかにある意味のだめ化してしまったのかもしれない。
そりゃあ和は笑うしかないわな。
そして憂がそれに気づいた時が怖い。
…ううむそれでは別作品だ。
そして、今回番外編臭までするに至った要因、唯の家のおとなりのおばあちゃんとの話まで「過ぎた日々を懐かしむ」テーマのひとつとして持ってきたあたり、もう凄さを通り越して怖さまで感じてしまう。
これじゃあ本当に、唯が最終回までに死んでしまう展開になったとしても違和感無いぞきっと。
…本当に1期の「けいおん!」と2期の「けいおん!!」は舞台は同じでも描こうとしている世界は別物だな。
で、今回は唯無双だったわけだし、律の回や澪の回はあったわけだけれど、梓はきっとあるだろうと思うものの、今期事実上モノローグひとつないムギが救われる回はあるのだろうか。
と思っていたら次回予告で今年はフィンランド云々の台詞が…。
さらには、というよりは次回タイトルからするにさわちゃん回でもあるのだが、変な展開にならなければいいのだが。
ううむ、劇中歌オンリーのサントラでないかなあ。
で、今回の日記の冒頭。
「バラの上の露、小猫のひげ♪」 (「私のお気に入り」『サウンド・オブ・ミュージック』より)
今回まで観るに至って、この作品のテーマはまさにこれなんだなと確信した。
ならば私が愛して止まないというのも納得だな。
ででれこでん♪
サブタイトルからくる定番イメージに反して、ほとんど番外編と言っていいほどの展開。
まあこういうシチュエーションでこの展開にしたのは、唯が成長したことを示したかったのかそれともいつもどおりということを言いたかったのかがいまひとつ判りづらいとか、試験中の和の行為が唯を居眠り状態から目覚めさせたかったのかそれともカンニングさせたかったのか判らない描写だったのが、良いと見るか悪いと見るかの分かれ目のひとつだったりするのだが、実はそれらすべてがミスディレクションで、実はゆいあずを楽しむための回だったという罠。(笑)
訳の判らない妄想はさておき、二期の唯は何か完全に覚醒してしまった感があるなあ。
ここまで音楽が自分の一部と化している唯を表現され続けるとたしかにある意味のだめ化してしまったのかもしれない。
そりゃあ和は笑うしかないわな。
そして憂がそれに気づいた時が怖い。
…ううむそれでは別作品だ。
そして、今回番外編臭までするに至った要因、唯の家のおとなりのおばあちゃんとの話まで「過ぎた日々を懐かしむ」テーマのひとつとして持ってきたあたり、もう凄さを通り越して怖さまで感じてしまう。
これじゃあ本当に、唯が最終回までに死んでしまう展開になったとしても違和感無いぞきっと。
…本当に1期の「けいおん!」と2期の「けいおん!!」は舞台は同じでも描こうとしている世界は別物だな。
で、今回は唯無双だったわけだし、律の回や澪の回はあったわけだけれど、梓はきっとあるだろうと思うものの、今期事実上モノローグひとつないムギが救われる回はあるのだろうか。
と思っていたら次回予告で今年はフィンランド云々の台詞が…。
さらには、というよりは次回タイトルからするにさわちゃん回でもあるのだが、変な展開にならなければいいのだが。
ううむ、劇中歌オンリーのサントラでないかなあ。
で、今回の日記の冒頭。
「バラの上の露、小猫のひげ♪」 (「私のお気に入り」『サウンド・オブ・ミュージック』より)
今回まで観るに至って、この作品のテーマはまさにこれなんだなと確信した。
ならば私が愛して止まないというのも納得だな。
ででれこでん♪
2010/05/29
けいおん!! #8 「進路! 」
今回は昔話回か。
というか、今期初めての続き回かと思ってしまった。
けど、この作品の場合はそのまま放置の可能性も高いな。
それも良い意味で。
ホント、良い意味での放置っぷりがこの作品の魅力のひとつでもあったりする。
あえてフォローして作品的な自爆を見るより、各々に思惑がある放置という状態をわざと作り出す事が多い…のにそれが良い余韻になっているといるのは面白い。
ただ、これを許容できないとこの作品自体も許容できなくなってしまうのが難点ではあるが、すべての人にとっての百点よりもこの作品の目指しているもののほうが私には必要だ。
話がずれてきたので元に戻す。
今回は特に行動原理が一期の頃に戻って…というよりは一期を意図的になぞっている部分が多かった。
進路希望調査書を巡る和とのやり取りがそのまま部活の入部届けであったり、律のマルチアングルオチは3話の特訓でもあったし、等々。
先週の揺り返しなのか、先に続くものなのかが気になるなぁというところはおいといてもそれだけで楽しめた。
で、今回は「進路」回かと思いきや、和と唯の子供の頃の話がメイン?と思いきや、律と澪の子供時代の話がむしろメインじゃないか?と思いきや、実は唯のコスプレがメイン?と思いきや結局「進路」というか唯の成長がメインの話であった。
こういうカオスなところが1年間を(たぶん)2クールで描くものでやってくれるのは嬉しい。
これもまたこの作品の魅力のひとつ。
そういう期待にちゃんと答えてくれて、さらに今回は最後にむけての大仕掛けが毎回見え隠れしている今期のけいおんだが、あと2/3もこのテンションでどうなるのかがさすがにだんだん気になってきた。
もちろん未発表曲もあるし、合宿も文化祭を始めとするイベントはたぶん目白押し。
けどこのテンションのままで、持つのか?
むしろ持ってしまったほうが危険だ。
まあ、どうなることやら。(とりあえず来週)
というか、今期初めての続き回かと思ってしまった。
けど、この作品の場合はそのまま放置の可能性も高いな。
それも良い意味で。
ホント、良い意味での放置っぷりがこの作品の魅力のひとつでもあったりする。
あえてフォローして作品的な自爆を見るより、各々に思惑がある放置という状態をわざと作り出す事が多い…のにそれが良い余韻になっているといるのは面白い。
ただ、これを許容できないとこの作品自体も許容できなくなってしまうのが難点ではあるが、すべての人にとっての百点よりもこの作品の目指しているもののほうが私には必要だ。
話がずれてきたので元に戻す。
今回は特に行動原理が一期の頃に戻って…というよりは一期を意図的になぞっている部分が多かった。
進路希望調査書を巡る和とのやり取りがそのまま部活の入部届けであったり、律のマルチアングルオチは3話の特訓でもあったし、等々。
先週の揺り返しなのか、先に続くものなのかが気になるなぁというところはおいといてもそれだけで楽しめた。
で、今回は「進路」回かと思いきや、和と唯の子供の頃の話がメイン?と思いきや、律と澪の子供時代の話がむしろメインじゃないか?と思いきや、実は唯のコスプレがメイン?と思いきや結局「進路」というか唯の成長がメインの話であった。
こういうカオスなところが1年間を(たぶん)2クールで描くものでやってくれるのは嬉しい。
これもまたこの作品の魅力のひとつ。
そういう期待にちゃんと答えてくれて、さらに今回は最後にむけての大仕掛けが毎回見え隠れしている今期のけいおんだが、あと2/3もこのテンションでどうなるのかがさすがにだんだん気になってきた。
もちろん未発表曲もあるし、合宿も文化祭を始めとするイベントはたぶん目白押し。
けどこのテンションのままで、持つのか?
むしろ持ってしまったほうが危険だ。
まあ、どうなることやら。(とりあえず来週)
2010/05/27
2010/05/22
2010/05/21
けいおん!! #7 「お茶会 !」
いやいや、今までの話の転がりっぷりの良さに正直不安を覚えるほどだったのだけれど、ようやくブレーキがかかった…少しだけだけど。でもまぁ良かった。(笑)
何か今回は心無しか今までより散漫な印象を受けたんだよなぁ。
らしくないリズムというべきか。
各人のはじけっぷりが「自主的に動いている」というよりは「動かされている」感があるような…。
いや、Aパートのフェイントである「ふわふわ時間」はお約束だし、故にBパートで楽曲出てくるのは判っていたものの、「イチゴパフェがとまらない」でも「ハニースィートティータイム」でもなく「ぴゅあぴゅあはーと」というダブルフェイントだったのも好きではあるのだけれど…。
さらには「ときめきシュガー」なんて隠し球まであるのも、「ここまでやるとは!」だったのだけれど…。
ふたりの初めての共同作業も好きさ!
けどなぁ、何か微妙に引っかかるんだよなぁ。
そこが「動かされている感」なところなのだろうな。
と思ってたら、今回の脚本は「けいおん!」は初参加の人なのか。
他にもいろいろやってる人みたいなので悪くはないのだろうし、実際に好きな部分もあるのだけれど、テイストの違いがちょっと引っかかってしまった。
と、まぁ贅沢な悩みではあるのだろうけれど、今回はちょっと残念だったなぁ。
何か今回は心無しか今までより散漫な印象を受けたんだよなぁ。
らしくないリズムというべきか。
各人のはじけっぷりが「自主的に動いている」というよりは「動かされている」感があるような…。
いや、Aパートのフェイントである「ふわふわ時間」はお約束だし、故にBパートで楽曲出てくるのは判っていたものの、「イチゴパフェがとまらない」でも「ハニースィートティータイム」でもなく「ぴゅあぴゅあはーと」というダブルフェイントだったのも好きではあるのだけれど…。
さらには「ときめきシュガー」なんて隠し球まであるのも、「ここまでやるとは!」だったのだけれど…。
ふたりの初めての共同作業も好きさ!
けどなぁ、何か微妙に引っかかるんだよなぁ。
そこが「動かされている感」なところなのだろうな。
と思ってたら、今回の脚本は「けいおん!」は初参加の人なのか。
他にもいろいろやってる人みたいなので悪くはないのだろうし、実際に好きな部分もあるのだけれど、テイストの違いがちょっと引っかかってしまった。
と、まぁ贅沢な悩みではあるのだろうけれど、今回はちょっと残念だったなぁ。
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