2012/10/09

「人類は衰退しました5」(2010)田中ロミオ

「人類は衰退しました5」(2010) 田中ロミオを読了。


「妖精さんの、ひみつのおちゃかい」

テレビアニメ版ではラストエピソードとなったこの作品はやはり特別感傷的でした。
そしてそのアニメ版ではハテナ?な部分、なんで原作の肝を落としちゃったんだろう。もしかして私見落としていたのか?

そこは残念だよなあ。
逆に原作はそこが腑に落ちたので良かったです。



「妖精さんの、いちにちいちじかん」

うん、途中から何となく分かったけれどカオスだな。
ぷよぷよはそのままだがテトリスはなかなか分からなかったです。
ポリゴンテクスチャの重いところとかまあそうですよね。

これをアニメ化しなかったのはタイミング的にネタがあれと被るからかと一瞬思ったのだけれど、それよりもまず全体構成としてこれを外したんだろうな。

やはりリアル妖精さんはそうなるのか。

2012/10/08

「人類は衰退しました4」(2008)田中ロミオ

「人類は衰退しました4」(2008) 田中ロミオを読了。


「妖精さんの、ひみつのこうじょう」

アニメ化された1話目がこのエピソードだった訳だけれど改めてこう接してみると良くできてたんだなと思った。
原作自体も面白いのだけれど、それに台詞やシチュエーションを足し引きすることなく見事なメリハリを付けたな。
特に大殊勲なのが中原麻衣でうわやっぱりプロはすげえなと思った。
これを1stエピソードに持ってきたことも正解だわ。
話戻って原作に関して言えば、これはわたしちゃんの属性でもあるのだけれどニュアンスで伝えるのが本当にうまいな。

明確にこれと書いてないものや人でもそれが何なのかとても判りやすい。
けど明言しないどころかその後のフォローもしない。
けど判りやすいんだよなあ。
プロセスチキン恐るべし。



「妖精さんの、ひょうりゅうせいかつ」

これもアニメ化された方共々好きなエピソードではあるのだけれど、こちらはやはり原作の方が良いかな。

アニメで唐突に思えた部分は原作ではちゃんと前振りしてあるしその結果として提示されるので結果思考での滞りがない。やあ良いわあ。

2012/10/06

『劇場版魔法少女まどか☆マギカ[前編]始まりの物語』(2012)

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 前編 はじまりの物語』(2012)を観ました。
(2012/10/06 at ユナイテッドシネマ豊洲スクリーン10)


テレビアニメ版は観ていて、果たしてこれをどうやって総集編的な劇場版にするのか?
しかも前後編で240分、30分枠12話の作品にしては長いような気もするしどうするんだろう。
というところでとても気になっていたのですが…。


(以降ネタバレのため改行)

10

9

8

7

6

5

4

3

2

1





思い切って冒頭予知夢な部分を切ったり、いろいろな部分をより手を加えた事によって、よりファンシーな感じに仕上がっている。
ああこういうのもありかもね。


けど、元の話からして意味のある台詞のオンパレードであったが故にやっぱり台詞が切れなくて、さらには元々30分枠の連続アニメに特化して作ったものだもの。
ちょうどそこで一息入れるのがちょうど良い感じに出来ていた。

けっこうテンポ良くはしてるのだけど、さすがに辛いか。

対魔女戦も良かったけれど、病院屋上のシーンとさやかの願いのシーンの被せ方なんか結構好きなんだけれどなあ。




なんて思っていたら段々そんなこと考えられるような状態じゃなくなり…。

ああ、やはり予想通り前編はあそこらへん何だろうなあなどと思いつつ…。


かっけえ〜。

この為に冒頭変えてたのね。
全体の雰囲気もこんな感じだったのね。
さらに後編に大きな見所3つ共残したし。後編を観ると前編の台詞がすべて活きてくるというのが、果たして新たなお客さんにどう取られるかというのもあるけれど。
連続ドラマとしてのあの引きの魅力をどうしても残したかったのだろうなという意味での前後編だったんだね。


そういうのがすべて最後に明らかになると言う気持ちよさ。

これがテレビ放映時の気持ちよさでそこがまるまる劇場版で味わえるとは思っても見なかった。


後編観たらまたもう一回前編観に行ってしまうかもしれない。
はっ、作り手の思惑にハマっているのか。
このための前後編でもあったのか。

2012/10/03

「人類は衰退しました2」(2007)田中ロミオ

「妖精さんたちのじゃくにくきょうしょく」「妖精さんたちのじかんかつようじゅつ」の2編が収録された2巻を読了。


「妖精さんたちのじゃくにくきょうしょく」

すげえ。2巻にして妖精さんたちの真実が描かれていたのね。
いや実際には相対的な印象の違いだけなのだろうけれどまさかこんな妖精さんが見られるとは。

そして弱肉強食の過程がとある手塚作品を思い出させられたりとかあったのですが、まあそれよりもアルジヤーノンに花束をがわたしちゃんで再現されるとは思いもよりませんでした。
[Fin]


「妖精さんたちのじかんかつようじゅつ」
こちらはアニメでもなかなか面白かった回。

いろいろといじっていたのね。細かいところを。

この原作は概ねわたしちゃんの時間軸どおりなのだけれどこちらのほうが迷子感があって良いかな。

あれだけの人工を短期間にあそこまで集めたのかと思いきやそこは原作のほうがうまく処理していたのね。そういう

目で見ると時間活用術というサブタイも納得だ。

2012/09/30

2012.9.30閉館 Cineとかち プリンス劇場


2012.9.30閉館 

Cineとかち プリンス劇場
-帯広市西1条・北海道-

Cineとかちプリンス劇場  115 +(-)


「人類は衰退しました6」(2011)田中ロミオ

「妖精さんたち、すかいはい」「妖精さんたちのさぶかる」の2編が収録された6巻を読了。

「妖精さんたち、すかいはい」

正直に言ってううむ今一つかもと冒頭で一瞬でも考えた私がバカでした。
鳥人間コンテスト、出場者側かと思いきやその浪漫だけで裏付けのない理論に突き動かされた出場者たちのの安全に関する総責任を押し付けられたわたしちゃんが取った手段は妖精さんのオーバーテクノロジーを使いまくって危機を脱出するというもの。
初めて見る妖精さんたちの真の実力はやはり凄かった。
まさに歯車になって働くことを具現化するとは。(笑)
これは漫画とかアニメ的な表現がとても映えるのでぜひ見てみたいところです。
「ようせいさんたちのほんき」という奴を(宇宙の海まで行くなよ。(笑))
冒頭のアイスの作り方がそこまで飛んでいくとはねえ。



「妖精さんたちのさぶかる」

アニメ化されたエピソードの中でも屈指の出来だったこの「さぶかる」にこんなにも早く出会えるとは思いもせなかったがゆえ〜

いや、アニメ化されたものは見事にほぼそのままでした。
何も引かない何も足さないとはまさにこのこと。

いやこの作品の何が好きかって同人いや同類誌の栄枯盛衰を見事にそのまんま描いたということ。
どんなものでもくっつける貪欲さとか…あとは自重しよう。
そして漫画の方法論と面白さと人気の話とかその結末を皮肉るわけでもなくそのまんま。
そして失われた話であるが故の誤謬が混じっていたりはするのだがそれもまたおかしと。



6巻、当たり巻ですね。

2012/09/26

「ココロコネクトキズランダム」(2010)庵田定夏

「ココロコネクト キズランダム」(2010)庵田定夏を読了。


まさに、ここからが面白くなるんだとばかりに火が点いたな。

既にテレビアニメの方は観ていたので大筋は知っていたがまさにその通りという感じで。
強いて言えば序盤は視覚聴覚像で表現してくるアニメのほうがすとんと入ってくるが中盤の説明的部分においては原作が強くて、後半は。

やはり原作の方が良いかな。
匙加減と言ってしまえばそれまでだがより稲葉んに寄り添っていけるという意味で。


しかしながら「きゃあ〜キスしちゃったあ」の件の破壊力は声優の勝利だな。
みゆきち恐るべし。


まあ、もう既にヒトランダムで少しなれてきたし、それでいて5人の関係を一気に縮めるという意味でこのキズランダムは良かったんじゃないかな。


ほんと影の首謀者は5人のうちの誰かだと思ってしまうよ。

2012/09/22

「ココロコネクトヒトランダム」(2010)庵田定夏

「ココロコネクト ヒトランダム」(2010)庵田定夏を読了。


テレビアニメの方を観てからの感想になります。


まず、その比較からしてしまうとアニメの方が導入がうまいなと思った一方でこの原作の方は特にこの「ヒトランダム」という現象そのもののせいでややとっちらかった印象を受けました。
アニメは逆に声と映像が一瞬で入ってくるしさらにはやはりプロだけあって声優さんは上手いわ。


ところが、途中から状況が逆転する。
アニメのほうが太一無双な部分ばかりが強調されてしまい、太一自身の弱点に対する描写が薄くなったり、さらには稲葉の体調不良がどれほど重いものであったかも軽く見えてしまいその後の展開に疑問符だったのがどちらもちゃんと書き込まれている。

もちろん太一無双や稲葉の体調不良はどちらもやや唐突に感じはしたのですがそれでもそのフォローの有無は大きい。


そうやってある部分を越えてからは原作のほうが面白かったな。

ちゃんと後の伏線になる設定も判りやすく置いてくれてるしそれが嫌じゃない。
アニメという形の血肉を得た上での原作という好条件ではあれど前半の停滞感が嘘のような後半の疾走ぶりは心地良かった。

しかしまあ本当に愛されているよなあ〉稲葉ん

他の4人も愛すべきキャラクターだけれど次作の彼女も知っている分にやにやものでした。

2012/09/15

「小説 魔法少女まどか☆マギカ」(2012)一肇



「魔法少女まどか☆マギカ」のノベライズ版である「小説 魔法少女まどか☆マギカ」を読了。

原作となるテレビアニメ版と同じ12章という構成立てをでありながらその原作とは違い基本的に主人公鹿目まどかの視点をメインに描く事で、既に物語を知っている人でも楽しめる、否むしろ知っている人だからこそ楽しめる作品に仕上がっていました。
原作だと、いくつかのシーンは主人公まどかが知り得ない話の展開、進行があるところをどうクリアするか。そういったところも「ああ、こうきたか」という感じで楽しめたし、まどか視点であるが故に本来のこの作品のテイストには合わない児童小説のような書体でこのような物語を味わえるというある意味原作さながらのミスマッチも味わえます。
原作は30分ものTVアニメ12話というフォーマットをフルに生かした作品であったものを、違う塊となる「小説」という形態でどのように表現するかというところでこのやり方は予想していなかったな。
もうココらへんはアイデアの勝利だな。

そして原作とは違った明確なテーマとして、原作最終話タイトルである「わたしの、最高の友達」をうまく昇華させていたのも面白かった。
そうか、これでまどかとほむらの結びつきがより一層強くなるのか、とかいろいろ。


正直、前後編となる劇場版も、今回冒頭に書いているように違うフォーマットに置き換えることによる幾つかの効果的な事象の変化をどう処理するのかが気になっているのですが、なんだこんな手があったんじゃん。

結果として多少物語の展開も変わっているのですが、逆に原作よりうまくつながっている部分もあるし、原作では途中空気と言われ続けたまどかが、本作では見事に最初から最後まで主役として成り立っていたりもして変えた甲斐もあったというもの。
果たして劇場版はここまでのうまい手を用意できるのでしょうか。
劇場版はこちらを原作にしてもありだと思う。

基本、台詞は全く同じだし強いて言えば微妙にシチュエーションが違うくらいで原作同様ドキドキさせたり展開が判っているからこそ涙腺を刺激するものも多々ある。

ああ、何か自分が求めているものが全てあるじゃないですか。良かった。

これは劇場版観た後にもう一回読まねばなるまいな。