2013/03/31

2013.3.31閉館 銀座シネパトス


2013.3.31閉館

銀座シネパトス
(ヒューマックスシネマ)
-中央区銀座・東京都-

シネパトス1  177 +(-)
シネパトス2  130 +(-)
シネパトス3   72 +(-)


2013/03/21

「未完少女ラブクラフト」(2013)黒史郎

「未完少女ラブクラフト」(2013)を読了。

やはりというかこの作品も、面白いのだけれど読むだけでいろいろなものが削られていくので時間がかかってしまった。

読み始めたきっかけはたまたま読んだSFマガジンの書評で目についたということなのだが、実際に手にして思い切り吹いた。(笑)
この表紙装丁は!

これ観ただけで後は安心して読むことが出来た。

少なくとも私のような表層だけのファンにとっては十分おなか一杯になる内容でした。

マサチューセッツ州アーカムに住む気弱な少年カンナがふとしたきっかけで時を穿つものによって連れ去られた異世界で出会った少女ラブは、言葉の災害により特定の言葉を奪われていた。

そんな彼と彼女が冒険するのはまさしくラブクラフトな世界の訳で、ただでさえごった煮な世界がごった煮でもう単語のひとつひとつで幸福になれる。
それでいてその世界は言葉の災害によりお互いの意志の疎通さえ難しい世界であり、まあ故にカンナにも活躍の可能性があった訳で、といった感じでまあひたすら言葉に溺れることが出来ました。

2013/03/14

「ゆきずりエマノン」(2011)梶尾真治

「ゆきずりエマノン」(2011)を読了。

ときどき、思い出したかのように刊行されたり別の形で出会うことになるこのシリーズ。
それはこの作品と同様に、気まぐれで、何も変わることなく、懐かしく、何か惹きつけられるものがあるエマノンと言う名の女性の魅力でもある。
そして彼女と関わる事となる登場人物たちの姿を借りて彼女と邂逅するとき、何とも言えずただ涙が浮かんでくるのは何故なのか。

「涼宮ハルヒの驚愕」(2011)谷川流

「涼宮ハルヒの驚愕」(2011)を読了。


シリーズ全部を最初からここまで一息(というにはちょっと時間がかかったが)で読んだのは今回が初めてかな。

そしてトータルでは初見、「…分裂」を読み直してもう一度、に続く3回目となる。まあ他も「…消失」以前のものを除いてはプラス1回くらいしか読んでいないのだが。
元々特定の作品以外はあまり読み返しはしないのだがどうやらこのシリーズはようやく「特定の作品」になってくれたようだ。


閑話休題。


こうやって続けて読んでもブランクが何か影響しているように見えない連続した作品になっているのはやはり凄いな。
てっきりもう先は読めないとばかり思っていたのだから。〉「…分裂」の続き
それが変わらずの形でちゃんと結末つけてくれたのは嬉しい。


しかしやはりハルヒという存在のムチャクチャさ加減あってのこのシリーズだなと改めて感じた。

そして、今度は長門以上に万能なヤスミをどう使うか使わないかが肝になりそうな事が出てきそうだ。

さらに今回張られた伏線、いや前振りをどう回収してくれるか楽しみです。

2013/03/09

2013.3.9オープン ユナイテッド・シネマ トリアス久山


2013.3.9オープン

ユナイテッド・シネマ トリアス久山
(ユナイテッド・シネマ)
(トリアス)
-糟屋郡久山町・福岡県-

スクリーン1   93 +(2)
スクリーン2   99 +(1)
スクリーン3  253 +(2)
スクリーン4  253 +(2)
スクリーン5  128 +(2)
スクリーン6   93 +(2)
スクリーン7  141 +(2)
スクリーン8  100 +(2)
スクリーン9  128 +(2)
スクリーン10   93 +(2)
スクリーン11  142 +(2)
スクリーン12   98 +(2)



2013/03/08

「涼宮ハルヒの分裂」(2007)谷川流

「涼宮ハルヒの分裂」(2007)を読了。


私が初めてこれを読んだのはたしか2009年頃だったからそれほどではなかったのだが、刊行時に読んだ人はこれから丸々5年も続きを待たされるとは思っていなかっただろうなあ。

とりあえず種蒔きまでしたところで終わってるわけだから。

それはそれとして次巻である「…驚愕」を読んだ後こうやって読み直してみると結構整理して書かれていたんだな。

これが何に繋がるのかが割とすんなり思い出される。
いやまあ読み直しも累計2回目からだからなのか今回はシリーズの最初から読み直しているからなのか。


あと、初見時には…おっとこれは驚愕の感想の方に書いた方が良さそうだな。

2013/03/06

「涼宮ハルヒの憤慨」(2006)谷川流

「涼宮ハルヒの憤慨」(2006)を久々に読了。

時期的には2月後半から3月上旬くらい。
そう、ちょうど今頃のエピソード2編を収録したのが本作。


「編集長☆一直線」は学園ものということでやはり出てきた敵対する組織としての生徒会と生徒会長が文芸部室を賭けての文集作成という形で絡んでくるが。

恋愛小説をSFやミステリーとして誤魔化してしまうあたりとか、過去の作品から無理矢理伏線を引っ張り出してしまう技術とか、なんだかんだ言っても谷川流の面目躍如な作品だったりします。

鶴屋さんとか黄緑さんとかサブポジションが少しづつ輪郭をなしていくあたりも好きだったりします。
ミヨキチに対して嫉妬するハルヒがなんとも言えません。


もう一編の「ワンダリングシャドウ」は、もう一つの殺人プルドーザーとも言えるエピソード。(基本的にはカマドウマの時と変わらない)
1年前の「誰も寄せ付けなかった」ハルヒがここまで変わったということなのだけれどそれでいて相変わらずなんだよなあ。

いや、こういう状況だと以前ならかなりの照れ隠し状態に陥ってしまっていたのが今回はまったくそんな感じはなかったぞ。

なんて思っていたらば次回以降にそのフーダニットが出てくるのはいつもどおりか。

阪中さん、消失アニメにも出ていたはずなんだがもう一回見直してみるかな。

2013/03/05

「涼宮ハルヒの陰謀」(2005)谷川流

「涼宮ハルヒの陰謀」(2005)を久々に読了。

雪山の事件から帰還したキョンは今まで未来に預けていた「事後処理」を早々に済ます事にした。


と、この長編の中でわざわざこれを序章にしたことに何の意味があったのか。

それに気づいた時にはすべてが明かされた後であった。

たぶん意図してやっているのだろうなあ。

その一つ一つはまだ見ぬ未来への伏線であったり過去からの伏線回収であったりもするのだが、実はそれこそが大いなる叙述トリック。

実は何故ハルヒが普段と違うようにみえるとキョンが感じたのかを話の中心に持ってこないためのトリックだったりしたのでした。

そしてそれは、そのハルヒ自身が言ってみれば「その事がメインの話じゃないんだからね」と言い訳しているかのよう。

そして語り部たるキョンも十二分に照れ隠しな叙述をする奴なのでますます判りづらいときている。

私は最初、あれ?ハルヒの誕生日2月なのか?と完全に勘違いしてしまったからな。

いや実はもしかしたらそうなのかもしれないが今のところ推測でしかない。

そして一方でここのところマスコットでしかない未来人朝比奈みくるの活躍回としてもすっかり機能しているのでした。

というか初見ではそれしか考えられなかった。
けど今回はしっかりハルヒの意志を受け取れたような気がした。


くっそう、初見じゃないのにすっかり騙されたぜ。

2013.3.5オープン ワーナー・マイカル・シネマズ春日部


2013.3.5オープン

ワーナー・マイカル・シネマズ春日部
(ワーナー・マイカル・シネマズ)
(イオンモール春日部)
-春日部市下柳・埼玉県-

スクリーン1  383 +(4)
スクリーン2  190 +(2)
スクリーン3   97 +(2)
スクリーン4   97 +(2)
スクリーン5  302 +(2)
スクリーン6  190 +(2)
スクリーン7  186 +(2)
スクリーン8  146 +(2)
スクリーン9  146 +(2)
スクリーン10  146 +(2)



2013/03/04

「涼宮ハルヒの動揺」(2005)谷川流

「涼宮ハルヒの動揺」(2005)を久々に読了。

「ライブアライブ」「朝比奈ミクルの冒険Episode00」「ヒトメボレLOVER」「猫はどこに行った?」「朝比奈みくるの憂鬱」ということで文化祭エピソードとその中での劇中劇、「消失」直後の長門がらみのエピソードに雪山山荘エピソード内で描かれなかったこれも言ってみれば劇中劇のエピソードを経て最後が次なる展開への序章。

小ネタを集めたといってしまえばそうなのだがどれも面白い。

3期のOPエピソードとして今まで思っていたよりふさわしい感じだったな〉ヒトメボレLOVER


そして一見長門や朝比奈さんがらみのものが多いなというかんじだけれど、その実ハルヒがデレデレでキョンも同じくなんだよなあということを改めて示される短編集なのでした。

「水の迷宮 クラッシャージョウ11」(2013)高千穂遙

8年ぶりの新作となるクラッシャージョウシリーズ最新刊を読了。

ジョウのチームは4人変わらず元気です。
「ドルロイの嵐」いや「虹色の地獄」以降の数巻でもお互いの立場や周りを取り巻く状況は変わることなく今回も単発のエピソードとなっています。

そして、今回で3回目くらいの神様というかその巫女がらみのエピソードであったもののたぶん初めて…だったんじゃないかな。

どうやら書き始めたきっかけもある曲にインスパイアされてのものだったということで方向性ははっきりしていたしイメージも掴みやすかった。

しかしこんなこともしてたのね〉キュアムーンライト(俄が知れる発言(笑))
当然今回のゲストヒロインの声は彼女で脳内再生でした。