2012/05/07

「這いよれ!ニャル子さん2」(2009)by逢空万太


何故か2巻から手を着ける事になったがようやく読了。

読み始めの動機は言うまでもなく現在放映中のアニメがきっかけだったのだが、まず序文のラノベらしからぬ雰囲気に興味を引かれ、さて1章冒頭が

…ネタだった。冒頭一文めから。(笑)
しかもくだらない。(笑)

それがもう延々と続くのである。そりゃあSAN値も下がるわ。

しかも1巻で何があったか知らないが主人公真尋は既に相当SAN値削られているぞ。

いろいろその前提は既におかしい。


そうやって、ネタなのかストーリー展開上必要なのかそうでないのか見極めながら読み進んでいく訳である。
なかなか進まないわ。


けどそういった緊張感と対峙しながら進んでいく様は、まるでクトゥルフ体系の代物に接している時と同様で、そういう意味では正しいのだと思う。


けど、原作者にTwitterで怒られてもおかしくないわな。



そして、アニメ化の処理っぷりもなかなか見事だということを実感。

ネタの取捨選択した上に実は結構改変してる。ニャル夫兄さんもある意味扱いは同じだがシチュエーションが微妙に違う。
幻夢郷の神々もアニメでは皆殺しにはなっていないのか?(記憶が曖昧)とかそもそも幻夢郷に行ってないし〉アニメ
それでいて兄さんの扱いは同じだからな。

まあどちらもまだ断片的にしか情報持ってないしこれからだな。