2013/01/30

「涼宮ハルヒの退屈」(2004)谷川流

久々の読み直しということで「涼宮ハルヒの退屈」(2004)を読了。

スニーカー大賞を取った「涼宮ハルヒの憂鬱」の本誌掲載前に掲載された表題作から、後々のキーとなる「笹の葉ラプソディ」、さながら「殺人ブルドーザー」な「ミステリックサイン」、そして本短編集の書き下ろしとなるミステリー仕立ての「孤島症候群」と、バラエティに富んだ作品集となっています。

さらにはよくよく見てみると、「…退屈」はハルヒ、「笹の葉…」はみくる陣営、「ミステリック…」は長門陣営、「孤島…」は古泉陣営がそれぞれ能動的に動いているというバランスの良さ。


あと面白いのは、アニメ化に当たって本編で一番キーとなる「笹の葉…」を除いた形で1期の作品がチョイスされていること。

まあこれは1期のキーエピソードが「…憂鬱」であったため、いつアニメ化できるかわからない後々のエピソードのキーとなる「笹の葉…」は今回は外しておいた方が良いという判断だったのでしょうが。


さて、次はいよいよ「涼宮ハルヒの消失」。

この前映画も見直したばかりだしどういう景色が見えてくるのか楽しみです。