2015/08/10

「新約とある魔術の禁書目録13」(2015)鎌池和馬

「新約とある魔術の禁書目録13」を読了。

今回も学園都市がメインの話。
久々の単独ヒロインとなる御坂美琴。
そして今回二人と相対するのは、前回登場するに留まっていた三柱のうちの一柱、
僧正と呼ばれていた木乃伊な外見の魔神。

今回やりたかったのは電動アシストチャリでの追いかけっこか。
相変わらずの語り口のうまさに今回もあっという間の330ページ。

三バカのいつものやり取りから今回も始まったが、まさかそれがああ繋がるとは思って
いなかったな。
木原があそこまで出張ってくるとは思っていなかった。
ここのところ毎回何かしてはいたけれどね。


美琴は今回大人しくしていたなぁ。
最初に圧倒的な力の差を見せられたのと、ここのところの異常事態に何か感づいている
感はあったとは思うけれど。

ただし、そこで甘んじることはないのが美琴。
着けてはいけない火を着けてしまったのかもしれない。


まぁそういった事柄よりも、今の状況がとうとうあれを生み出してしまったのかもしれないな。
もしかしたらあれが生まれたきっかけは今回?

登場シーンに「これはもしかしたら削板軍覇がついに覚醒したのか」と思ったがどうやら
平行世界の可能性の一つをこの世界に呼び込んでしまった模様。
次回はついに自分自身との戦いになるのか?
それともそれはまだ先の話なのか?


とうとう上条当麻が定義されたことになるのかな。
フィアンマ戦で既にここまで定義していたっけ?
記憶喪失前に何をしていたのかも何となく出てきたような気がする。
自分の使命を知っていた可能性もあるのは意外だった。
翔との出会いが記憶の復活に繋がるのかもしれないな。