2015/09/06

「アイドルマスターシンデレラガールズ」21話

一つ一つの言葉の意味、行動の意味が20話分詰まっていて、もう一言一句聞き逃せない見逃せない。 #imas_cg


このシリーズで心情を表すために多用される天気や照明は今回も同様。
その天気、あともう少し雨が続くかと思っていたらまさか大三角形が見えるまで回復するとはね。
その背景に流れる音楽はミツボシのインスト。
くそう泣かせるなあ。
視点を変えるために立ち位置を変えるP。

再び未央の履歴書を見ることになるとはね。
というかこのための1話のラストだったのか。

そう、その1話でも鍵となるものがここでこんなにも光ることになるとは思ってもみなかった。

けっしてこの男はいい加減なことを言っていたわけではなく、心の底から卯月の魅力はこれだと思っていたんだな。
やっとわかってもらえてよかったな>P
それを笑顔で言えるようになったPの成長もまた。
もう不審者扱いされないんじゃないかな。

前回、未央の卯月に対する対応にアレって思っていたけれどそういうことだったのか。

ニュージェネ3人の芯はやはり卯月だったんだな。
二人ともこれほどまで卯月を信頼していたとは思わなかった。
凜が最終決断するために問うた相手は卯月だったし、未央は今回一切卯月の心配はしていないんだよな。

そしてさらに、よくよく考えてみればNGとLLは1stシーズンで経験してきたものな。
それが今回すべてちゃんと生かされている。
まぁそれはほかのメンバーも一緒で、美城常務登場以前、あの夏フェスで結束が固まって以降の
困難は実は毎回チームとして動けていたように思う。
もちろん自分たち各々のユニットというものが最初にあるけれどなんといったらいいのか。

一方でプロジェクトクローネのイメージPVもよかったな。
一番の厨二は常務なんじゃないか?
特に、この流れでアナスタシアはどうくるかと思っていたらまさかの宇宙、
たしか天体観測が趣味だからと思うのだがちょっとこれはネタすぎるかなと思っていたのだが、
その後再び天球儀が出てくることでああそういえばこの部屋に持ち込まれた彼女たちの一品たちは
彼女たち自身の暗喩だったということも再び思い出すことができた。

そこで今更ながら気付く。そのためにこの部屋に据え置きを許された彼女たちの私物は一点に限定されていたんだと。

ほんと細かいところまでよく考えているのがここちよい。


そういえば、OP。読みすぎていたな。
もう少し雨の日が続くと思っていたのは、文字盤が壊れていたのが7分前から3分前くらいだと思っていたのだが
7分前で壊れたのは当たっていたものの今回後半にはもう卯月は元の卯月に戻っていた、
今回は5分前から4分前までのお話。

そして手をつないで前に進む4チームの3人の真ん中は両手を取られて復帰する暗喩かと思っていたのだが、むしろ逆で中央に両脇二人が救われている。
どちらの意味でもあったんだな。
だからこその杏が真ん中。
そしてリーダーは未央でも芯は卯月なんだな。
OPで卯月が気付いたのは、手の中には何もなかったのではなく、そこに何があったのかということだったんだ。

さらに、歌詞が今までの状況に被さる。
いや素晴らしいよ。

OPの締め、NGだけは3人ともソロショットなんだよな。

そこから飛び込んだは良いものの台本を持つ手は震えている未央。
そっと差し伸べられる手に思い出す。
一方雨の中NGな二人の立ち位置の中央が大きく空けられているのが象徴的。

最初の打ち合わせ。MCは*。
皆から一歩下がって、最初は不安そうな卯月。
昨晩?ベッドの上壁を背に悩んだ卯月は自分なりな答えをもう持ってはいたのか。
話し出せない蘭子、そして話し出せる卯月。
蘭子をLLの3人目とみればここでも行われる対比。

今回もうひとつ鍵は「わからない」の意味。
同じ「わからない」が様々な形で繰り出され、変質していく様はまさに会話劇のだいご味。
そして、言葉の意味を再確認するうえで芝居にチャレンジ始めた未央が意図的だったかどうかはわからないが
結果として得られる光がそこから見出されたことは偶然ではない。

アイドル達の自主性を尊重するという言葉は前回Pに突き付けられた言葉となってしまったが、結果としてそれが今回の危機を救うに再変換される。

さりげなくネタバレする美波は中の人の影響を受けたネタなのか?(笑)

全体曲がないということは秋の定期ライブがクライマックスという線は無くなったんだよな。
と思っていたら次回がその決戦の場になりそうだ。

そういえば、ここまで効果的に熊本弁を使わない蘭子を見ることになるとは思ってもみなかった。
もともと意思をもって使っているのはわかっていたけれど。

前回のあのあと、美嘉があそこに介入していたとは思わなかった。
あまり時間倒置は行わない作品だから今回の構成はちょっと意外。

Aパート最後、雨の中でも笑顔な未央がいいんだよなぁ。
まぁそれ以上の笑顔を、その直前に卯月が凜に見せるのだが。

さらに極上の笑顔が再び凜に卯月がみせるのだけれどね。
卯月の返事のタイミング!
いつ言い出すか待っていたんだね。
自分が何者か、いや何を求められているかわかってからの卯月は本当に強い、
文字通りの天使と化したか。

CPは全員が全員、象徴しているものが違う
そして今までの話で得られたものをベースに会話してくるんだよな。
LLとNGがいない全員会議がとてもわかりやすい。
行動の主導権を握る杏の合図できらりが動きLLとNGの元へと分かれて向かう。

向かった先の2チーム、アナスタシアがソロデビューで不在のLLの美波は一人で目標へと向けてトレーニング。
一方凛が別ユニットデビューのNGは3人で会話劇。
どちらも旅立つ側のことを思いながら動いているからこうなんだよな。
あ、だからNGは3人でLLは2人だったのか。
常に対比の形で進む2チーム。

話戻ってLLのもとに向かうメインは蘭子。保護者として付き添うのは杏。
ここに付いてくるのは*とかな子。さらに後からP。
NGのもとへは後から登場する美嘉がメインなのかな?
けれども真っ先に着いたのはお姉ちゃん’Sとなったみりあ。
それに莉嘉と保護者なきらりで凸レーションがそろってここにちえりが加わる。
CIが二手に分かれたのは二人と離れているちえりの成長ということなのか?
ちえりはあの場では何も言わず皆を見てるんだよな。
前者がCoとCu、後者がPaとCu。
誰が心配なのかといえば前者はCoで後者がPa。
そう、卯月ってあの場でも心配されていないんだよな。
トレーニングを皆で覗き込む中、心配していない杏も象徴的。

NG3人の芝居は、最初はぎこちなくそして少しづつ自然に。
台詞は彼女たちの今まで。そしてこれから。
相手の意図がわかり、理解度が進むにつれその言葉は自然に口をついて出る。
その中に「台本にはない台詞」が口をついて出る未央。
それが伝えたかった言葉。
最後に3人が得られるのは観客の拍手。それを得られるようになったのが新たなものを得た未央。

秋のライブではこれまででできた新たな組み合わせが追加されたが、協力者となったとときらチーム、
マッスルキャッスルチームはいないのはまだ何かあるのかな?
というよりCP以外の面々はそれぞれ違った形で彼女たちの力になっているからか。
それは凜や蘭子と共にいるクローネの面々も同じこと。

しいて言えばPに必要だったのは美城常務。
もう婿入りして…、あ、正妻と愛人が監視している。(笑)

そういえば楓はともかく美嘉はクローネの中にいないんだよな。
まぁ常務のお気に入りすべてがあそこに参加しているわけではないので。

スタッフとして働く未央と卯月。