2015/12/20

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』"Star Wars:The Force Awaken"(2015)

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』"Star Wars:The Force Awaken"(2015)を鑑賞。
(2015/12/19 at 109シネマズ大阪エキスポシティシアター11 IMAX3D次世代レーザー)

まず最初に、今言えるのは自分でも信じられないくらい山ほど語りたいことがあって、でも語り尽くせないであろう事。1から6までは間違いなくルーカスのスターウォーズであったこと。そして劇場で観なければ意味がない作品であったこと。


最初から3Dでデザインされた作品ってこんな感じになるんだな。
あともう一息で完成しそうな感じだ。
肩舐めのバストショットでの人物対比の違和感がギャグにしか見えないのはもったいなかったな。

OPにFoxファンファーレもバッドロボットもシンデレラ城も無かったのは良かった。

特に前者。
この作品はジョージルーカスが作り上げてきた自主制作映画、スターウォーズではなく、強いて言えば旧来のバットマンとダークナイト、スーパーマンと今のスーパーマン、映画007シリーズとカジノロワイヤルから仕切り直したそれくらいの似て非なる作品であったから。

言ってみれば(実際にあったものの内容とは違うのだが)アメコミ版スターウォーズのノリが一番近いかな。

逆説的に今までの作品はルーカスの作家性が良いところも悪いところも含めてあったんだなということを再認識した。

そういう意味でルーカスが考えていた先の話ではなく、明確に似て非なる作品にしたのは良かったと思う。
そういう意味で諦めが着くから。

そしてそんな中に旧来のキャラクターたちを観るのは、そう、これもまるでアメコミを観ているかのようだ。
まったく変わらないが歳を重ねた彼らの活躍とその後は仕切り直されたスタートレックを観ているかのよう。
まあしかし3人ともさすがだったな。ホント変わらない。

そういえばケニーベイカーがR2-D2のコンサルタントになっていたな。
チューイや3POも相変わらず。


で、テクニカルサンプルケースとしてのスターウォーズとしても相変わらずだった。

ここまで3Dが負荷なしでフィットするとは思っていなかった。

まるでファルコンやXウィング、タイファイターに至るまでここまでディテールを楽しめるとは思っていなかった。

そういう意味で今回見たエキスポシティのIMAX次世代レーザーはベストな選択だったと思う。

そこだけで楽しめたもの。


さて、作品としては。

旧作との整合性などを突っ込みだしたらきりがない。

そういう意味で前述のような比喩になったのだが、旧作が持っていたガジェットSF感を今復活させたらこうなるのかのよう。

ううん、言ってみれば携帯の無い頃に作られた携帯の絡んだ話とある今に同じ話を作り直したかのような違い?
ちょっと違うなあ。

ヒーロー、ヒロイン像も今風だなあ。
まあノリという奴は時代に色濃く反映されるか。

あっさりああしてしまったのもまたそうなのだろうな。


そうだなあ。
かつてのスターウォーズが連続冒険活劇の復活だったとすれば、今回はアトラクションと映画のシームレス、ボーダーレス化が著しくなったというべきか。その過渡期がプリークエル。


さあて段々何を言っているのか判らなくなってきたぞ。
ネタに触れずに書いていくのも難しくなってきた。


とりあえず続きが楽しみだとお茶を濁しておこう。