2017/04/04

アリスと蔵六 #1

そうか、この絵で動くのか。
原作の掲載紙らしい雰囲気がまあとても懐かしさを感じる。
ぎこちなさも狙っているのかなんてことも思っていたが、さすが初回一時間枠を取っただけのことはある。
蔵六の正体に至るまでのイントロダクションを一気に駆け抜けたことで世界は構築され、未来と期待も予感された。
何よりも蔵六が和む。
理屈も何もかも吹っ飛ばしたような状況の対局にある常識という図式をつくりあげただけでもう幸せな状況である。
巨人と玩具のようなタイトルのバランスの異形さが最初に目についた作品だが、これは楽しめそうだ。