2017/09/17

モザイク-カナダ- #10

モザイク-カナダ- #10
トロント、モントリオール。
ようやく1話、そして最終話にも繋がるかもしれないカナディアンアート、リンゴ、ジャズ、メープルシロップとクリエイターたち。
8話9話で感じたほんの少しの違和感も消え、作品の締めに向けて物語も動き出す。
今まで捉えかねていたカナダの持つ自由や融合というキーワードの意味がようやく見えてきた。
若い国というのもあるのだろうが、各々が自分たちの足場か何なのかときちんと定義した上で何かを見いだそうとしているからなのか。
それぞれが人との同調を足かがりにコミュニケーションするのでなく、自分は何が出来るかを常に考えているからなのか。
そしてその自信はたぶん他のどの国も持たない恵まれた自然というものを足がかりにしている。
まさに恵まれたものだからこそできることを自覚した上でその恵みをどう生かすかという視点で生きている。
そんな気がした。
さてあと残り二話。