2019/02/17

演劇ユニット金の蜥蜴第14回公演「荊姫-いばらひめ-」感想の続き。

演劇ユニット金の蜥蜴第14回公演「荊姫-いばらひめ-」at 築地本願寺ブディストホール

一晩経っての感想の続き。

以下は勘違いもあるかも知れないのでその妄想含めての話として受け取ってもらえれば。
多分今回の第一のポイントは舞台を使いやすくした事で舞台上の役者の配置がしやすくなったことかな。
そのおかげで役者の出入りやら場面の転換も整理されたように思う。
暗転の使い方や長さも良かった。しっかり時間を取ることと、ちゃんと暗くなることで客席の方も含めて落ち着く時間が取れたように思う。
タイトルの出し方のあたりなんかはもう少し小さな箱でやっていた頃の雰囲気を思い出せて懐かしかった。あれでこれから見せてもらえるものが何なのかを思い出させてもらったし、実際に初期の頃のもう少し範囲を絞られた小さな話にまとめ直されていたように思いう。
式神の誕生に始まり最後その式神と荊姫が物語が語られていた舞台を感慨深げに見つめるところで終えているところも良かったな。その意味合いは違うところもあるのだが、ついこの間最終回だった「HUGっと!プリキュア」が同じ構造だったので個人的にはツボでした。
個人的にはと言うところで言えば博雅の最後のシーン、彼の烏帽子と荊姫の影が同じ高さだったのが良かったな。こういう細かい演出も好きです。