「やがて君になる佐伯沙弥香について2」(2019)入間人間
第3巻制作決定だと!
という最後に来たものはとりあえず置いておいて。
そこから始まるのか。
これは完全に本編のアナザサイドストーリーになるのかと思ったらそれは途中までで。
彼女はもう少し早くに察知していたのかと思っていた。
だとするとあそこまでやすやすととはならなかったという意味でそんな感じなのかなあ。
裏から見た描写というのはそれはそれで面白かった。
そしてそれを枕として始まったのは一年の時の彼女達。
本編が侑の入学当初から始まっていることを考えるとそれらの行事をなぞりながら彼女ができなかった事できた事が見えてくる。
そのささやかな幸せの帰結としてあの始まりがあったんだなと月並みな感想を。
侑との比較で見ていくとまた面白い。彼女達は似ていると思っていたがそうでありそうでもなかった。
ただ結果さえみてしまえば切ないなあ。
しかし彼女にも少しだけ幸せが来そうな予感をして物語は終わる。
今度こそと思う。
けどそう簡単にも行かさなそうなのが3巻という存在である。
さて。