彼女達が生き延びると言う選択肢はこの物語には無いんだよな。
あの母親もトルフィンではなく彼の死んだ息子の身代わりとしか見ていなかったし、それを言えばトルフィンもかれの母や姉の幻影を見たからこその躊躇だった訳で。
しかし身体の大きさを活かしての首回り第一優先で次が激痛を伴い一番狙いやすい懐周りと徹底しているのが、彼らの戦い方を延々と見続けた結果か。
あの首領もどこかで違う何かとトルフィンを同一視しているのだろうか。
「な〜〜んだか、私の脳味噌小包にして送ってあげるのが一番早そうね。」