2022/08/05

「処刑少女の生きる道(バージンロード)2 ―ホワイト・アウト―」(2019)佐藤真登

「処刑少女の生きる道(バージンロード)2 ―ホワイト・アウト―」(2019)佐藤真登
続いてはアニメの後半戦である2巻、万魔殿。
一巻目がかなり原作ままであったのに対してアニメの方はアニメなりに膨らました部分が多かったのだなと判る。
また映像で出てしまうことを考えると言うことで構成も変えてきている。
とは言いつつも見せ場はちゃんとやってくれるし大きくは変わっていない。
キャラの印象は一巻からの流れもあり原作のほうが思っている以上に考えているし、かつ、感情的な所はより感情的だ。
パンデモちゃんはホントにそのままだったんだな。アニメのほうでは言葉の意味を台詞で掘り下げられない分フワッとしていた所がこういう意図だったんだなと判る。
印象として一番大きな違いは四大ヒューマンエラーと白のと関係が原作の方が明確かな。
彼らの目的も何となく提示されてきたなあと思っていたら原作では明示された。
あと、アニメの後日譚的な描写で語られたいくつかもより明確に。
フワッとした部分がなくなって一巻目以上に細部が見えてきたという感じかな。
さて、ここからは未知の領域。楽しみだ。