前回書き忘れた事。
所々インサートされる街の全景がとても印象的で綺麗。
これが色々な役割を果たす。それは今回も。
その全景と対を為す主人公達を照らす陽の光もまた印象的。
心情や状況の光と闇の境界線を描くのが一般的だが、この陽の光は温度を表しているように見える。ほんのりした暖かさ。
それは記憶にて描かれる雪景色も同じで、冬を越す植物達の綿布団の例えで表される。
そう考えると、揚げ餅太郎、ふわふわなんだろうな。毛そのものは犬種らしいちょっとした剛毛なんだろうが包まれる暖かさ。
そしてそんな中で冥土様、ゆきの一挙手一投足やその声音を堪能できる幸せ。