2025/05/10

「とある暗部の少女共棲(アイテム)4」(2025)蒲池和馬


未来を予感させる、しかしそれは今ではないという状況。
後付けの品、ということを意識させる登場の仕方からの「とある」らしい哲学を持った麦野家当主やら、沈利の一番身近な存在であった狢山の実力やら。
終わってみれば麦野家関連者が皆魅力的に描かれていてこれだけでスピンオフ作るんじゃないかとも思えてくるくらい。
それだけに唯一の犠牲者が不憫に感じる。
ましてやそれが、手段は違うにせよ彼女の最期を彷彿とさせるものというのが。
まあこれであの時のむぎのんがどんな状態だったかという事の予行演習にはなったのかな。
ヤベェ女は伊達じゃない。
そしてアイテム4人の有能っぷりも改めて。