(2025/08/15 Amazon prime)
テレビアニメの方が最終回を迎えたので実写版の方を鑑賞。
主に青春ものに多かった原作への邦画実写アプローチを久々に観たような気がする。
原作は読んでいないので実写アニメどちらが原作に近いかは実際にはわからないけれど、心情を描写する為に自分のフィールドを絡めてくるのと、いかに原作のテイストを映像として再現するのか腐心するのとの違いが面白い。映像としての表現方法も違えば、今回は尺も形態も違う。そこをどう感じるかで好き嫌いも変わってきそう。
狂児役の綾野剛、初めのうちはアニメ版の小野大輔がすっかりハマっていたので違和感が強かったのだけれど、そのうちそうでも無くなってきた。どちらもありか。
中学生らしさや合唱などはさすがに実写の方が生々しかった。
ホンとしては前述の部分を除くとアニメ実写との違いというよりは映画とテレビアニメの違いによる構成の違いの方が強かったかな。
個人的には初見だったせいもあってアニメの方が好みかな。事故で最終回まで一週間引っ張られた分もあってオチはより楽しかった。
そしてその分、例えばタンカからだらんと落ちていたのは左腕だったりとかそういう説明されない部分のディテールは実写で楽しめた。
監督山下敦弘だったのね。