2011/05/28

「涼宮ハルヒの憤慨」(2006)by谷川流

「編集長★一直線」

改めて読むと、朝比奈さんと長門の書いたものは将来的な伏線となって出てきそうな気がした。
願わくばハルヒや鶴屋さんの書いたものも読みたかったところだが、それをあえて想像の翼に任せてしまうほうが小説としては正解だと私も思う。

しかしまあ元々メタなこのシリーズにさらにキョン一人称の小説を載せるというメタ展開。
こういうのは好きだな。


「ワンダリングシャドウ」

後書きにもある通り彷徨う影…で今度も殺人ブルドーザーなのだけれど…というか、ここまで「ミステリックサイン」に近い作品であることにもしかしたら何か意味があるのかな。
依頼から始まる物語だったり相手が外宇宙からの飛来体だったり古泉長門活躍回だったり共通点は多い。

偶然が続きすぎる→新たなる未知の意図的な干渉という図式ではあるのだろうが。