2013/12/10

「新約とある魔術の禁書目録8」(2013)鎌池和馬

「新約とある魔術の禁書目録8」(2013)を読了。

新約としてまとめられたこのシリーズが、ようやここでひとつの形として結実する。

今回上条当麻が戦うのは以前圧倒的な力の差を見せつけられた魔神オティヌス。

対する上条陣営は合衆国イギリス・フランス・ロシア・バチカンとかつて当麻と関わりのあった国、さらにはレイヴィニア=バードウェイ、レッサーを始めとする主に魔術陣営で関わった者達。

そして、その戦場は…。


以降一応ネタバレ改行





















確かに今回が初めてだよな>東京(not学園都市)が舞台になるのは。


そしてその中をインデックス、美琴が共同戦線を張りレイヴィニア、レッサーも同様。
さらにはそこに至るまでを久々登場のオルソラ、アニエーゼ、ルチア、アンジェレネ、オリアナ、キャーリサ、傾国の女、エリザベート、ワシリーサ、サーシャ、神裂等などまさに魔術側が総力でサポート。


にも関わらず、今回は学園都市側はほとんど関与せず。というかアレイスターもローラ=スチュアートも全然関わってこない。
その真意は?関われないのか関わらないのか。


さて、今回はいつもより上条当麻の無駄話パートが多かったな。
さながら物語シリーズの阿良々木暦かという感じで。

そして、ウィリアム=オルウェル、騎士団長、キャリーサのトリオや、雲川鞠亜、かつて木原加群だったもの、フレイヤだったもののトリオなど、今後またどんな形でふと登場するかが楽しみなところだ。

話としてはねぇ、今回「続く!」な回だったのでなんとも言えないがまぁ相変わらずいろいろなものをぶっこんできて楽しいエンターテイメントでした。