2024/01/28

『ケイコ 目を澄ませて』(2022)

(2024/01/28 日本映画専門チャンネル2023放送版)

今期のアニメ、「ゆびさきと恋々」での演出で、改めて音や台詞の使い方に興味を持って、そういえばと去年録画だけして観る機会を伺っていた本作を鑑賞。
ジャンルも違えば映像表現方法も違えども、やはり音や台詞は効果的、印象的な使い方がより心に残る。
モノローグの使い方に関しては好対照だがこれは作品の違いによるアプローチの違いであってどちらも正しい。(何だこの上から目線の文章)
と、比較はこれくらいにしてここからは本作の話。
言葉による台詞による状況説明心情説明はほぼ 廃されている上にシルエットのみの演出もけっこう効果的に使われている。シルエットでなくてもロングショットとか。痛いほどわかる感情。
理解されないもどかしさ、伝えられないもどかしさを抱えながら、何が正解か分からない中を進んでいく。
ラストの縄跳びの音はまだ続けているということなのだろうなと書くのは野暮か。