2025/08/12

タコピーの原罪


なんとなく伝え聞こえてくる情報から覚悟はしていたけれど、やはり引き摺るもののある作品でした。
もっと早くのタイミングで観ようと思っているうちに全6話で完結していた。結果的にはまとめて観ることができて良かった。
TBSはテレビでの放送的に厳しそうな作品であるにも関わらず、よく作ったよなあ。
これが映画であればテレビは普通に放送しそうではあるけれど、まあそこは放送に対してクレームをつけてくる側の主観なんだよなあという話は脱線なので置いといて。
個人的には、あれだけ酷い親なのにその親と同じものが垣間見えるあたりがとても上手いなと思った。
その酷いの一端を担っているどころかそとそもの原因である可能性が高い父親はその場から逃げて幸せに暮らしているあたりがまた。
なんで母星に帰れないんだっけ?はある程度ストーリーの核心なのだろうなとは思いながら観ていたけれど、まさかそうだったとはねえ。
まったく悪意のないタコピーと彼と作品一二を争うほどの良心を見せる東兄のどちらも状況を悪化させていった一環であるのも。
引き摺る所とか要素的に共通点の多いデデデデとは大いに比較したくなる。