2008/01/03

kaname's favourite things!!更新

久々にホームページの更新を行いました。

http://www.muse.dti.ne.jp/~kaname/

[things]
『鉄人28号 白昼の残月』(2007)
「ロリータ」"Lolita"(1955)  by Vladimir Nabokov
「グリーン・レクイエム/緑幻想」(2007)  by 新井素子
『椿三十郎』(2007)
TOHOシネマズ西新井(東宝)・・・東京
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007)
『妖怪大戦争』(1968)
『ドミノ・ターゲット』"The Domino Principle"(1977)
「複眼の映像 −私と黒澤明」(2005)  by 橋本忍

[database]
『椿三十郎』(2007)
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007)
『妖怪大戦争』(1968)
『ドミノ・ターゲット』"The Domino Principle"(1977)
「グリーン・レクイエム/緑幻想」
「ちいさいおはなし」

[links]
映画館リスト更新(2,875--->2,976)
川崎市アートセンター アルテリオ映像館
  −川崎市麻生区・神奈川県−  1スクリーン
ニュー八王子シネマ
  −八王子市横山町・東京都−  4スクリーン
東京芸術センター シネマブルースタジオ
  −足立区千住・東京都−  1スクリーン
東京都写真美術館
  −目黒区三田・東京都−  1スクリーン
一角座
  −台東区上野公園・東京都−  1スクリーン
2007.3.31閉館  シネサロン・パヴェリア
  −福岡市早良区・福岡県−  1スクリーン
2007.9.6オープン  シネマックスちはら台
  −市原市ちはら台・千葉県−  10スクリーン
2007.9.24閉館  三番街シネマ
  −大阪市北区・大阪府−  3スクリーン
2007.9.25名称変更  伊丹TOHOプレックスTOHOシネマズ伊丹
  −伊丹市藤ノ木・兵庫県−  8スクリーン
2007.9.30閉館  草津シネマハウス
  −草津市大路・滋賀県−  5スクリーン
2007.10.1名称変更  ナビオTOHOプレックスOS劇場&OS名画座TOHOシネマズ梅田
  −大阪市北区・大阪府−  10スクリーン
2007.10.6名称変更  シネカノン有楽町シネカノン有楽町1丁目
  −千代田区有楽町・東京都−  1スクリーン
2007.10.10オープン  ユナイテッド・シネマ浦和
  −さいたま市浦和区・埼玉県−  9スクリーン
2007.10.13オープン  シネカノン有楽町2丁目
  −中央区有楽町・東京都−  2スクリーン
2007.10.26オープン  ワーナー・マイカル・シネマズ新潟南
  −新潟市港南区・新潟県−  9スクリーン
2007.10.28閉館  下関東宝
  −下関市竹崎町・山口県−  2スクリーン
2007.11.2オープン  ワーナー・マイカル・シネマズ羽生
  −羽生市川崎・埼玉県−  9スクリーン
2007.11.4オープン  泉コロナシネマワールド
  −仙台市泉区・宮城県−  10スクリーン
2007.11.8オープン  ユナイテッド・シネマ春日部
  −春日部市南・埼玉県−  9スクリーン
2007.11.9オープン  TOHOシネマズ西新井
  −足立区西新井栄町・東京都−  10スクリーン
2007.11.23オープン  ワーナー・マイカル・シネマズ日の出
  −西多摩郡日の出町・東京都−  9スクリーン
2007.11.23オープン  T・ジョイ長岡
  −長岡市千秋・新潟県−  10スクリーン
2007.11.30休館  シネマチャオ
  −長岡市要町・新潟県−  3スクリーン
2007.11.30閉館  山形シネマ旭
  −山形市七日町・山形県−  2スクリーン
2007.12.21オープン  シネマックス足利
  −足利市大月町・栃木県−  8スクリーン
2007.12.15オープン  十日町シネマパラダイス
  −十日町市本町・新潟県−  1スクリーン
2007.12.15リニューアル  シネマテークたかさき
  −高崎市新町・群馬県−  1スクリーン⇒2スクリーン
2007.12.15オープン  THEATER CIEMA
  −佐賀市松原・佐賀県−  2スクリーン
2007.12.21閉館  宮崎ピカデリー
  −宮崎市中央通・宮崎県−  2スクリーン
2007.12.22オープン  シネプラザ サントムーン
  −駿東郡清水町・静岡県−  12スクリーン

2007/12/30

『鉄人28号 白昼の残月』(ただし途中から)

『鉄人28号 白昼の残月』を途中からになっちゃいました
けれど観ました。
(冒頭10分見逃した)
(2007/12/30 at スカイパーフェクTV! ANIMAX)

前に深夜枠でやっていた版の鉄人は観ていたので、横山光輝
絵なキャラクタそのままで繰り広げられる鉄人そのものの
「おお」という感覚はだいぶ薄れていたけれど、(何故か
若干クオリティは落ちるが)あの絵のままでこんな話を進
められるのはある意味なかなかシュールなだなぁなんて思
いつつ作品に入っていく。

しかしながら、作り手の勝手な自己満足(それとも作り手
側の想像力の限界?)がちょくちょく現れてそれを阻害し
ていく。

アニメーションとして、そして企画としてはとても良かっ
たと思えるだけに結果的には(たぶん)脚本・監督のクオ
リティがそこに達していなかったがためにものすごくいび
つな作品になってしまっていたのがとても残念でした。

元々の設定が持っている、例えば正太郎が車を運転したり
とかあのコントローラで動くとかそういうところはもう既
に幼少時代からデフォルトで頭の中に入っているからそれ
でいいのだけれど、戦後感を漂わせることが圧倒的に下手
というか上っ面だけしかないんだよなぁ。
あんたら素人かいというレベル。

そういう点で『…続・三丁目…』や(ちょっと路線は違う
が)『…大人帝国…』はホントうまかったなぁと思いまし
た。(ううむここらへんはちょっと誤解されそうな気もす
るが他にうまい表現の仕方が見つからない)

それでも嫌いになれないところがあるだけにホント、余計
に残念。

2007/12/22

「ロリータ」(1955) ウラジミール・ナボコフ

「ロリータ」を読みました。(新潮文庫、若島正訳版のほう)

キューブリックによる映画『ロリータ』は私のとても好きな作品のひと
つではあるものの今まで手を付ける事はなかったのですが、機会をもら
い読む事が出来ました。
読むきっかけをくださった方々、ありがとうございます。


さて、そのような(どのような?)きっかけで読み始めたこの作品です
が、出会う事が出来て良かった。本当にそう思える作品でした。

「序」でこの物語の構造がある程度示されてはいたのですが、その上で
始まった「第一部」の冒頭ですっかりやられてしまいました。
なんだ、これは。

この物語そのものが持つトリック、キャラクタと一部の地名を仮名にし
たことと、作中の筆者となる主人公が精神的におかしくなっているとい
う前提の上での一人称ということで現実と非現実の区別がつかなくなる
部分が有る事、そして内容がインモラルであるが故の間接的な表現、こ
れらすべてを示した上で始まった「第一部」冒頭の、言葉の使い方の素
晴らしい事!


最初に挙げた仮名は、そのキャラクタを表現する上で読者の想像力を刺
激すると同時に、手塚治虫も使っていたキャラクタの顔を別のキャラク
タに変えていくような技法の使い方にもなっていた。
現実/非現実の区別のつかない一人称も、その時々の状態が果たして現
実なのか非現実なのかを読者に常に考えさせる。
間接的な表現の多用もまた読者の想像力に委ねたもの。
これらの部分は「ドグラ・マグラ」を思い起こさせました。

そしてさらに物語はロードムービーやミステリの様相まで帯びてくる。

それらすべてをアメリカの当時の文化というヒントで表現することのう
まさ。

そしてそれらを包み込むのが前述のような言葉ですもの。
これで恋に落ちないはずがありません。

しかしながら、何せ常時頭を使うこの作品。
エネルギーを使うこの作品は図書館で借りた=2週間の期限付きで読む
のは、体力の落ちている時期というのもあって正直途中挫折しそうでし
た。
それでもそれらを包み込むのが前述のような言葉ですもの。
最後には無事読み終える事が出来ました。(本の期限は過ぎてしまいま
したが図書館の開館前にポストに返してこようっと。)

それでもこの作品に出会えて良かったです。
読書の本当の楽しさ素晴らしさを久々に思い出させてくれた。

あとそうそう、最後にこの本を読み終えた時、涙していたのを付け加え
ておきます。
何故か? それはこの本を読んだ上で想像してみてください。

2007/12/08

「グリーン・レクイエム/緑幻想」by 新井素子

つい先日、ついに創元SF文庫から出た「グリーン・レクイエム/緑幻想」
を読みました。

創元といえば私にとっては早川と並んで、たぶん読書歴の大半がこの2社
であろうし、何よりも特別なもの。
特に好きな作家であり、その著作(特に長編)をほとんど読んでいる、ア
ガサ・クリスティ、イアン・フレミング、レイモンド・チャンドラー、
そしてロジャー・ゼラズニィ。
(まぁゼラズニィの場合はこれにソノラマを加えなければならないが)
ほとんどの作品は早川/創元だからなぁ。
今の私は早川と創元に育てられたと言っても過言ではない。(言い過ぎ?)

そんな中、やはり好きな作家である新井素子は、「…絶句」で早川デビュー
はしたものの(それが出ると知った時、思わず本屋で大喜びしてしまいま
した(笑))、創元だけは…だったのですが、既発表作品とはいえようや
くデビューを果たしてくれました。もうそれだけで嬉しい。

で、この「グリーン・レクイエム」とその続編「緑幻想」が初めて一冊に
収まったというこの作品。
「グリーン・レクイエム」は奇想天外ハードカバー・講談社の文庫とハー
ドカバー・そしてやはり今年になって出た出版芸術社の作品集の中の一編
に続き計5冊目、「緑幻想」は講談社のハードカバーと文庫に続き計3冊
目の所有となります。(笑)
まぁ知る人ぞ知る話でそのすべての「あとがき」が違うのでそれだけで集
めている人が多いというのも事実。
(たしか「ひとめあなたに…」だったかな?は、版を重ねて表紙イラスト
が変わった際に「あとがき」も変わっていた…ような気もする。(笑))

さあて、本編にまだひと言も触れていないぞ。(笑)



というわけで本編の感想。
まずは「グリーン・レクイエム」
(前述のように過大なフィルターは入っているのですが)この作品は
何度読んでも同じ気持ちにさせてくれる。
まぁ厳密にいえば最初に読んでからラジオドラマの際に羽田健太郎がこの
作品のテーマ曲を作り、今関あきよしが鳥居かほり主演で映画を作ったの
で、そこからの追加はあったものの、羽田健太郎が鬼籍に入り、今関あき
よしが別のところに入ったくらい時の経った今でも、不思議と登場人物と
の年齢がどんどんかけ離れていった今でも登場人物たちに対する感情やイ
メージが変わらないんだよなぁ。
特に自分と年齢の近いところで出会った作品は、どうしても時を経つに
つれて「その作品を読んでいた頃の自分」を俯瞰で見ながらになってし
まうにも関わらず。(この作品に対してはそれが無い。)

単に(この作品に対しては)今でも成長していないだけなのかもしれない
が。(あ、そういえば「夏への扉」もそんな感じだわな。)

それに対してその続編である「緑幻想」。
こちらのほうは思い切り俯瞰になっている。
それはもしかしたら作者である新井素子自身が、この作品を書いた時点で
登場人物たちに対して俯瞰で眺めるような年齢になってから書いたせいが
あるのかもしない。
あとは、「グリーン…」のほうが登場人物たちが能動的に話を動かして
いるような作品であったのに対し、この「緑幻想」の登場人物たちは
「動かされている」からなのかもしれない。
それがもたらす結末(真相)は、トリッキーであるにも関わらず他にも
似たような印象の作品が存在するからかもしれない。(そういうものを
知ってから読んだ作品であるからかもしれない。)

どちらも、実は「ある情景」を書きたいが故に作り出されたであろう
作品にも関わらず、そのことに対してかたやいまだに純粋なまま接し、
かたやいろいろなものが付加されての接し方になるというのも面白い
ものだな。
どちらの「ある情景」も、私にとっては好きである事に変わりはないのに。





さあて、自分でも何を言いたいのか分からなくなってしまったので、
ここらへんで書き逃げさせていただきます。(笑)

2007/12/02

『椿三十郎』(2007)

森田芳光によるリメイク版『椿三十郎』を観ました。
(2007/12/01 at TOHOシネマズ六本木ヒルズ スクリーン7)


黒澤明によるオリジナルを観たのは、既に何十回の領域に入っているだろうなぁ。
一時期に集中して何度も観ているようなことは無いけれど、『用心棒』などとはうって変わっての力の抜けた軽快なテンポの作品は大好きな黒澤作品の中でも常に上位にいる作品でした。

その作品のリメイク、黒澤作品の正規リメイクとしては、私にとっては『ラストマンスタンディング』以来の作品となるこの作品に対して森田芳光がどうアプローチするのか?
本当に楽しみにしていました。

(以降ネタバレあり)



















ううむ。今回は悪い方の森田が出てしまったという感じか。
オリジナル脚本を使うという選択肢は間違っていなかったと思うが、技巧というかアイデアに走ったのが裏目に出てしまったような気がしました。
アイデアのひとつひとつは良かったと思う。
しかしながら、オリジナルとは違うテイストを出そうとした部分が、この作品の持ち味である軽快さをことごとく潰してしまっている感がある。
というよりは、オリジナルの持つリズムを身体が覚えていてそれに対する違和感が作品を鑑賞する妨げになってしまった部分もあるのか。

映画も芝居と同じで、同じシナリオを使ってのリメイクというのは私は何度でもあって良いと思う。むしろもっとあるべきだとも思う。
安易な続編を作って物語を壊してしまうよりはよっぽど良い。
ただまぁ実際には映画そのものがそれなりの資金が必要なものであるからそう安易に出来ないのが実情だと思っている…。

と、この話を始めるとまた長くなるは本筋から外れるわになってしまうのでおいといて…。

まぁ結果論になってしまうが、今回はちょっと力入り過ぎだったのが一番まずかったかな。特にこの作品の持ち味はその軽快さにあるのに、音楽にしても演出にしても、それを殺してしまっている感が強い。
キャスティングにしても、観るまでは割と良いかなと思っていたが、そのキャストを使った意味が薄れてしまうような演出になってしまっている。
一番気になったのは若侍たち。
オリジナルの加山雄三や田中邦衛などが決してうまいとはいえないが、使う言葉に対しての意味はまだ咀嚼しているように思う。
奥方様と千鳥も、オリジナルのその部分を残したのかという感じで、それが中村玉緒と鈴木杏には合っていなかったような気がする。
大目付たちも、ちと演技過剰気味。
三十郎の織田裕二は、オリジナルから離れた殺陣は非常に良かったものの、それ以外の部分がオリジナルと同じであるが故に三船敏郎の影がどうしても見えてしまうのがマイナスになってしまった。
何せあの三船敏郎のしかも当て書きキャラクタ。これはちょっと分が悪かったか。
その中で、力が抜けていて唯一良い感じだったのが豊川悦司。
仲代室戸とは良い意味でキャラが被らなかったのも逆に良かったか。

これらすべて、もう少し力が抜けて作られていれば良い作品になっていたと思えるのがとても残念。
まぁプロデューサーが昔の角川春樹ではなく、今の角川春樹であるという時点でそれは難しいのかなぁ。


あと、実際に観るまですっかり失念していたが、今回オリジナルに対して一番不利に働いたのは色がついている事と、(THX認定スクリーンでみたせいもあって特に)すべてがはっきり映りすぎてしまう事。
一度に目に入る情報量が圧倒的に違うので、それだけで実はリズムが違う。
軽快感を出すためにはより軽いシンプルな映像の方が良い。
そういう意味でモノクロオリジナルで軽快な『椿三十郎』に対するリメイクとして、特に説明過多な演出アプローチは実は向かない。
黒澤の看板を背負っているだけで重くなっているのに、気負いすぎて、しかもという状態で結果を残すのはちょっとハードルが高すぎたように思う。


などといろいろ書いてはいるがそれでも楽しめたし、良かったところもあった。
少し前にも触れたがオリジナルとは異なっている殺陣全般。
戦術的に正しい方法をきれいに実践していたし、ここを小気味よく丹念に見せたのも正解。唯一ラストの駄目押しに関してはやり過ぎだと思ったがそれ以外は良かった。ここは前述の情報量の多さがまた良い方に作用していた。
そして、これはオリジナルと同じ構図だ!と思える部分。
思わず(本来ならそういうシーンでないのに)うるっときてしまいました。
相反することに思えるかもしれないが、このふたつのブレンド具合でもっと面白いものになり得たのにというのがみえるのがとても残念だ。


ただ、このチャレンジは評価に値すると思う。
テレビドラマだったが、少し前に放映されたリメイク版『天国と地獄』は本当にひどかった。小手先だけで何とかしようとしているのが見え見えで、さらにオリジナルへの愛情は欠片も観る事が出来なかった。
こんな演出をした監督は二度と監督などしてほしくないと心の底から強く願った。
そういうものと比較してしまうのは何だが、黒澤三船に真っ向勝負を挑んだキャストスタッフは凄いと思う。
できれば、納得がいくものが出来るまで、このキャストスタッフそのままで何度でもチャレンジしてほしいくらいである。
それくらいアイデアはあると思えた。

まぁ芝居で言えば再演希望という奴ですな。


あと、最後に周りのお客さんたちの反応はけっこう良かった事を付け加えておきます。
特に笑える部分は敏感に反応していたし、同じ列にいた子供の反応はなかでも特に良かった。その子がまた帰り際に「面白かったね」なんて感じで親と話していたし。
鑑賞前にお年を召した方が、「中村珠緒と藤田まこと以外誰も知らないなぁ」などとその奥さんとパンフを見ながら話していたのも印象的でした。

2007/11/25

TOHOシネマズ西新井

 少々時間が経ってしまいましたが、先日足を運んだTOHOシネマズ西新井のレ
ポートなど。(2007/11/11 スクリーン5にて『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を
鑑賞。)


 東武伊勢崎線西新井駅の西口から歩いて10分弱の場所にあるアリオ西新井。
高い建物のあまり無いこの辺りらしく隣の梅島駅からもよく見えるこのショッ
ピングモールの4階にTOHOシネマズ西新井があります。



駅周辺はこんな感じ。


ところが、駅を出て左のバスロータリーに向かって少し歩くといきなりその右
側の視界が開け、このようにアリオが見えます。



まだ日清紡の工場跡地の再開発途上なのでこんな感じですが、今後数年でここ
も変わっていくのでしょうね。


しかし、オープンして数日のせいかこの自転車の量。



道幅も広くないこの周辺はやはり自転車や駅から徒歩の方が有利かな。
(ちなみに駐車場駐輪場ともに約1,500台とのこと。)


さて、中に入って館内の案内板に従って進んでいくと…




4階のエスカレータホールがこんな感じで…



TOHOシネマズ西新井の玄関に到着。


中に入って右側がこのコリドー。(ちと狭い)


そのコリドーを進んでいくと左側にスクリーンへの入り口があり、その隣がコン
セッション。


そして右側がグッズ売り場。


左手コンセッションの奥が休憩所になっています。


その突き当たり右手がチケット売り場。
今回はVitでチケット購入したので対応については分からず。


ただ、パンフを購入したり、スクリーン案内の係員に入場時刻を確認したり
した感じでは他と比べて教育も行き届いているのかなという感じ。
東宝系の映画館でこの対応をしてもらえるなんて。



あと、ここで新鮮だったのは場内放送がBGMも含めてまったくなかったこと。
(何かの事故でたまたまだったのかもしれませんが。)
狭いロビーなので声を上げれば良いし、また人の動きも分かりやすいので
できるのかな。これは好印象。
やはり、耳に優しい生声や生音は勝るものなしだな。


そして劇場へ。

観るのは前述の通り『ALWAYS 続・三丁目の夕日』、スクリーンはこのサイトで
最大のスクリーン5。

久々に卸したての音という奴を聞かせていただきました。まだ硬さの残った初々
しい音。
それをまた無理せずにバランスよく鳴らしてくれる。
ここぞとばかりに鳴らして音を歪ませたりしていないのがいいなぁ。
たしかにシネプレックスやMOVIX、もしくはTHX認定の場所に慣れると物足りな
さは残るけれど、心地よい音だったなぁ。
映像面も同様。並と言えば並なのだけれども、最低限は押さえてくれている。

そして、このスクリーン…というよりはこのサイトの最大の武器は観客だな。

出来たばかりの映画館に集まったとは思えないこの反応の良さ。
作品が『ALWAYS…』だったせいもあるにせよ、客層はやや上と子供たち。
しかも映画館が元々身近な存在だった人たちが観客だから、反応が凄く素直。
渋谷・新宿のようなよそゆき感もないし、この感じは凄く好きです。
『ALWAYS…』をここに観に来たのは本当に正解でした。

ホント、ここにとっての何よりの宝物はこの観客たちなのかもしれません。

2007/11/11

『ALWAYS 続・三丁目の夕日』

オープン3日めのTOHOシネマズ西新井に『ALWAYS 続・三丁目の夕日』を
観に行きました。(2007/11/11 at TOHOシネマズ西新井 スクリーン5)


しかし11/2に羽生、11/8に春日部、11/9にこの西新井と、東武伊勢崎線
沿線に立て続けにシネコンがオープン…という話は長くなるのでおいといて。


私が、今回この作品を観るためにここを選んだのは、言うまでもなく三丁目の
残滓が残っているところだと思ったから。
実は、私が一番印象に残っている映画館、もう一度行ってみたい映画館という
のが他でもない同じ足立区にあった千住名画座。
今だから白状しますが授業さぼって観に行きました。(笑)
『セーラー服と機関銃』と『翔んだカップル』の二本立てでちょうど夕飯の
買い物にというのはもうちょっと早い時間帯だったかな。商店街の中にある
その映画館には、子供連れてる母親とかいかにも近所の人たちという感じの
人たちが来ていて、ああ、この映画館は生活の一部なんだなと強く感じさせ
るものがありました。
上映中に子供が走り廻ってそれを親が捕まえようとしている様も全然気に
ならない。映画館にいる事の至福を感じられたひとときでした。

その思い出があるからこそ今回足を運んだTOHOシネマズ西新井
実際に行ってみて、広い空の下を通り、下町な家族連れに囲まれての鑑賞は
とても心地よいものでした。
ホント、笑いの起こり方まで映画の中のようで何か嬉しくなってしまった。
そんな、幸せな出会いをする事が出来た映画の感想です。



さて、ここからはネタバレに入るので改行します。

























まぁそうやって気持ちが快く入れたなぁなどと思いつつ東宝スコープから
始まる本編。
しかし始まってすぐに「え、もしかして…。」

…ホント「嘘だろ!」と思いました。
もうそれからは号泣状態。山崎さん、あんた本当に凄いよ! 良くやった!
本当に観たかったものを見せてもらいました。それもおもいもかけず。
そして、やはりあれはあそこにしか存在しちゃいけないんだなということを
強く思わされました。


まぁそんなオープニングなんぞを見せられた日には、もう後がどんなだろう
と文句は無い。
相変わらずの特にCG多用な邦画における映画館とミスマッチな画質にはちょっ
と気がそがれる事が無かった事は無い。
少々話の無理なところもあった。
けれど、それこそもうひとつの(続編ならではの)反則技にも心地よく泣か
されたし、ラストのそう来たかと思ったら、さらにがあってまた泣かされま
した。

いや本当に心地よい時間を堪能させていただきました。
それこそ確信犯かと思えるほどのデジタルエキストラたちの使い方さえも。





…ううむ、曖昧に書くのはやめよう。
ここから本当にネタバレになります。既に聞き及んでいるかもしれませんが
出来ればこれから観ようと思う事がありそうな人はここから先は読まないで
ほしい。初見の楽しみを奪いたくないから。






















東宝スコープのロゴの後の懐かしい音。これで号泣でした。
そうだよな、山崎さんだものな。これやらなくちゃな。
しかも時代設定は昭和三十四年。
この時代を焼け野原にするゴジラ。
それも今の時代の技術を使ったゴジラ。
東京タワーを熱線でなぎ倒すゴジラ。
ゴジラはあの昭和の時代、子供の頃の時代でこそのものだよな。
何かそう思うと、もうそれだけで号泣でした。

そして本編。
話としてはその時代のものばかり。
唯一芥川賞がらみの詐欺の部分と最後には折れてしまう川淵にはちょっと
納得いかない部分もあったのだけれど、前作の夢を引きずっている宅間に
しても、鈴木オートの戦友話やともえの過去の話にしても六子や子供たち
の話にしても、そういうものを見せてもらいたかったのだというものばか
りでした。あの美加ちゃんのキャラクタじたいなんかそのものだもの。
もちろん、反則技たるヒロミの怒濤の前作回想シーンなんて思惑通りの
号泣もの。
そういえば小学生の時に社会科見学で観に行った羽田空港なんてものを思
い出したりもさせられたし、そもそも町のたたずまいがまだ私が子供の頃
に残っていた場所そのものだもの。
そしてラスト。鈴木家が東京タワーに昇りそこから引きの絵でじんわり来
ているところに駄目押しで日本橋で夕日を見るあの三人だなんて卑怯過ぎ
ます。(笑)

そういうものを、あの場所、満員の客席が笑い、泣くところで見せられ
た日には、これを至福の時間と言わずして何をいうのだろうか。


映画が終わり、館内から出るとそこは21世紀の出来立てショッピングモー
ル。
何か未来にでもタイムスリップしたかのような気分でした。
…なんていうオチまで付いてしまったしね。

何か、夢の中で映画を観ていたかのような、そんなひとときでした。

2007/11/07

『妖怪大戦争』

『妖怪大戦争』を観ました。
(2007/11/06 at スカイパーフェクTV! 日本映画専門チャンネル)

機会あってようやく観る事が出来ました。

いいよなぁ、やはりこの雰囲気。
妖怪たちもそのまんま被り物が多いし、ある意味投げやりというか
ヨタ話的なこの作り。
血を吸われる部分を丹念に描かれるのは何故か男ばかりだったりとか
突っ込みどころも満載だし、こんなもの今作ったら気でも違ったのか
と思われるだろうなぁ。
このランニングタイムの短さも潔くてよろし。
ホント、さすが大映だな。


しかし神木くんってどこに出ていたんだろう?
役者さんも知らない人ばかりだし、そもそも時代劇だったっけ?
(と一応ボケてみる。(笑))

2007/11/06

『ドミノ・ターゲット』

『ドミノ・ターゲット』を観ました。
(2007/11/06 at スカイパーフェクTV! ザ・シネマ)


中学生の頃は、毎日にようにテレビでかかる映画を観てFMの映画音楽番組を
エアチェックしての毎日でしたが、そのエアチェックの日々で一番印象に残っ
ている曲がこの『ドミノ・ターゲット』の主題歌、"SOME DAY SOON"でした。
物悲しいトーンで歌い上げられたこの曲は、この作品、いや時代にマッチして
いて当時、聴いただけで涙を流していた曲でした。
たしか卒業の時の寄せ書きにもこの"SOME DAY SOON"と言う言葉を書いて
いたと思う。(^^;
それくらい、この曲と『ラスト・コンサート』の主題曲にははまっていました。

で、『ラスト・コンサート』の話はまた長くなるのでおいといて…

何度観ても、この映画の雰囲気、この時代の映画の雰囲気は好きなんだよなぁ。
ある意味余計なものが無く、想像させるものは想像させたままで、ただただ
物語を語っていく雰囲気は、私にとっては今の作品ではもう味わえないものです。

それは、その時の記憶と同時にあるから余計にそうなのだろうなぁ。

私は、やはり20世紀の人間なのだな。

2007/11/03

「複眼の映像 −私と黒澤明」

「複眼の映像 −私と黒澤明」を読みました。


実は本来この手の本はあまり読まない。
記憶にある限りでは「スカイウォーキング」と「メイキング・オブ・ブレードランナー」くらいじゃないかな。

しかしどうやら、『椿三十郎』のリメイク話でも再加熱しなかった黒澤熱が、どうやら『隠し砦…』リメイクで火がついてしまったらしい。
それとも、もうじき『椿…』が公開なのと、先日観てしまったドラマ版「天国と地獄」に触発されたのか。

この病気は昔かかったことがあり(ここにはいない)何人かの人に迷惑をかけたことがあるのでできるかぎり避けたかったのだが…。


それはさておき、まず脚本家橋本忍から観た脚本家黒澤明の創作の現場話としては非常に面白く、興味深かった。
ただ、かなり冷静に判断しているところも多い反面、そういう部分から急に飛躍して自分語りになってしまったり、想像を断定で書いているような雰囲気も見受けられ、なんと言うか『幻の湖』を観たときと同じ感覚…この人は脚本家としては素晴らしい人なのだが映画を撮るには不向きなんだなぁという感覚… を抱いてしまった。
読者の視点を分かっているように思えるにもかかわらず、たまに自分を制御できなくて暴走している…ように思えた。
まぁ私の視点も十分歪んでいるので他の人が見ればそんなにひっかからないのかもしれないが。

もっとも本文中でも自作『幻の湖』に対するコメントもあり、以前小國英雄に「(シナリオライターとしての)腕力の強さで(橋本忍に)かなう者は日本には誰もいない。しかし腕っ節が強すぎるから、無理なシチュエーションや不自然なシチュエーションを作る。成功すれば拍手喝采だが失敗する可能性の方が高いし遥かに大きい」と忠告されていたのに、出来た脚本がそうなってしまい自信が持てずあれこれ悩んでいるうちに制作準備が進んでしまい後に引けなくなりスタートした結果、脚本の無理が祟り作品の出来がもう一つになってしまったとあった。

あの状況に比べれば、本書は遥かに成功しているのだが、やはり本質的にはそういう傾向があった人なのだろうなぁ。橋本忍という人は。

ある意味、黒澤明をと橋本忍のふたりについていろいろ考える事が出来るお得な本でした。(まぁ副題が「私と黒澤明」だからタイトルに偽り無しか。(笑))


というわけで、今、手元には図書館から借りてきた「全集黒澤明」の第五巻があります。
掲載作品は『悪い奴ほどよく眠る』『用心棒』『椿三十郎』『天国と地獄』『赤ひげ』そして『暴走機関車』。
この中で、シナリオとして一番読みたいのはやはり『暴走機関車』。

ちなみに個人的に一番好きな『隠し砦の三悪人』は以前シナリオ本を古本屋で購入しており、裏ベストの『醜聞(スキャンダル)』は唯一老後の楽しみとして未見のままにしてある『生きる』と同じ巻にあるため、まだ借りるのを躊躇しています。(読まなきゃいいんだけれどね。)

いや、本当にシナリオとして読みたいのは『醜聞』と『酔いどれ天使』。
どちらも、前者が三船敏郎、後者が志村喬の演技に引っ張られて話が変わってしまったと言われている作品なので、その話が本当なのか、元の話が本当はどうだったかを観てみたい気がします。

まぁまずはその前に第五巻だな。